もっと手軽に生成AIを使いこなしたい。

そう感じているChromeユーザーに役立つのが、サイドバーでChatGPTを使える拡張機能の「Cici」です。Chromeヘビーユーザーが実際に試してみました。

ページや動画の内容をサクッと要約&ハイライト

たとえば、現在開いているウェブページの概要を知りたい場合は、サイドバーに表示された「このページを要約」をクリックします。

クリックして画像を拡大
クリックして画像を拡大
Screenshot: 酒井麻里子 via CiCi

ページ内容全体の要約が「まとめ」として表示され、その下には文章の流れに沿った概要が「ハイライト」として表示されます。

ハイライト内の丸数字をクリックするとページ内の該当箇所に移動できるので、元の文章を確認したい場合にも便利です。

クリックして画像を拡大
クリックして画像を拡大
Screenshot: 酒井麻里子 via CiCi

YouTubeの場合はサイドバーを開く必要はなく、動画の横に表示される「要約する」ボタンを押すだけでOK

クリックして画像を拡大
クリックして画像を拡大
Screenshot: 酒井麻里子 via CiCi

こちらも全体のまとめとハイライトが表示され、ハイライトの見出しをクリックすると詳細を見ることができます。

Screenshot: 酒井麻里子 via CiCi
Screenshot: 酒井麻里子 via CiCi

チャット形式の検索も対応。参照したソースも教えてくれる

サイドバーでは、もちろん通常のChatGPTのようにチャット形式でやりとりすることも可能。

ウェブ上の情報を参照でき、参照元サイトのリンクも表示されるので、調べものにも重宝します。

Screenshot: 酒井麻里子 via CiCi
Screenshot: 酒井麻里子 via CiCi

さらに、入力欄の上にある「その他」ボタンの「PDFファイルについてチャットする」から手元のPDFをアップロードしたり、ウェブ上のURLを指定したりして、その内容についてやりとりすることも可能です。

目的に応じた文章や画像の生成もこなす

チャット形式ではなく、よりシンプルな方法で文章や画像を生成できるメニューも用意されています。

入力欄の上に表示されている「書く」ボタンをクリックすると、文章の目的やトーンを選んで生成できる画面が現れます。

あらかじめ用意された選択肢から選ぶだけなので、チャット上で1から指示するより楽に生成を行なえるのがメリット

さらに、「返信する」タブでは、元のメールと返信したい内容を入力してトーンなどを選ぶことで簡単に返信文の生成が可能です。

Screenshot: 酒井麻里子 via CiCi
Screenshot: 酒井麻里子 via CiCi

また、「描画する」ボタンからは、描きたいものをテキストで指定して絵のスタイルを選択することで画像生成も行えます。

Chromeユーザーの救世主

Ciciを試してみて感じたのは、ともかく手軽だということ。

サイドバーに表示されたボタンを押すだけで要約が出力されたり、用意された入力欄に必要事項を入れるだけでメール返信が完成するので、積極的にAIを活用しようと思っていなくても使うことができます

このタイプのインターフェイスはMicrosoft EdgeがCopilotサイドバーとして導入していますが、Chromeの各機能をガッツリ使いこなしている人ほど、「生成AIのためだけにEdgeに乗り換えるのが難しい」と感じることもあったのではないでしょうか?

AIを使うならEdgeのほうが便利そうだけど、Chromeを手放すことはできない」とモヤモヤしていたユーザーにとっての救世主となってくれそうです。

「Cici」を使ってみる
ChatGPTならOCRから翻訳まで一気にこなす!やることは「スマホで撮って送るだけ」 | ライフハッカー・ジャパン

ChatGPTならOCRから翻訳まで一気にこなす!やることは「スマホで撮って送るだけ」 | ライフハッカー・ジャパン

GPT-4oは英語学習にぴったり!発音練習もスピーキングも、これがリアルな使い方【動画あり】 | ライフハッカー・ジャパン

GPT-4oは英語学習にぴったり!発音練習もスピーキングも、これがリアルな使い方【動画あり】 | ライフハッカー・ジャパン

Source: Cici