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Photographed by Yo Noguchi

海を一望できる地域もあれば緑豊かな地域も多い、神奈川県・横浜市。商業施設や観光施設も数多く存在し、特にみなとみらい近郊は連日多くの観光客で賑わっています。

大きな国道沿いにある閑静な住宅街を抜けて行った先に、junkoさんの住まいがありました。



名前(職業):junkoさん(会社員)
場所:神奈川県横浜市
物件購入費:非公開
リノベ費用:約45万円
住宅形態:マンション
面積(間取り):43㎡(2DK)
築年数:42年
間取り図(編集部作成):

10年前に購入したという築42年のマンションの一室。至るところにjunkoさんのインテリアセンスが光っており、全体的に晴れやかな空間となっていました。

Instagramでも暮らしの様子をアップしているjunkoさんですが、一体このお部屋にはどのようなこだわりが詰まっているのでしょうか。

この部屋に決めた理由

「都内の物件は高すぎるし、家を買うなら実家の近くがいいと思っていたので、このエリアで物件を探していました。それで、ここの物件情報を見たときに、窓の多さと間取りを見て『いいじゃん!』って思ったんですね。実際に内見してみて、もう即決でした」

これまでは職場へのアクセスも考えて、東京都内に住んでいたこともあるというjunkoさん。近頃はほとんどリモートワーク中心の生活に切り替わったため、都内から離れても特に不便さは感じないと言います。

お気に入りの場所

テーブルを中心にレイアウトされたダイニング

「これまではソファにローテーブルを並べて、一般的なテレビ台を置いていました。いわゆる“よくあるリビング”だったのですが、なんかつまんないな〜と。実際はソファに座るよりも床に座ることが多かったので、テーブル中心の生活にしてみたかったんです」

部屋全体を大きく模様替えすることになったのは、WOOD YOU LIKE COMPANYのダイニングテーブルを買ったことがきっかけなのだとか。

受注生産品のため、3ヶ月ほど待つ間に家具を整理したり、レイアウトを考えたり……。そうして現在の空間が完成したそうです。

「このテーブルを中心にレイアウトを考えていきました。照明も全部変えたんです」

ゆっくりと���た時間が流れる読書スペース

読書が好きなjunkoさんは、このソファに座って本を読むことが多いそう。大きな観葉植物がある種パーテーションのような役割を果たしているようにも感じられます。

プライベートな時間をゆっくり楽しめそうな空間ですが、実はひとつ悩みもあるのだとか。

「実はこのソファに合うサイドテーブルを探しているのですが、全然見つからないんですよね。それがあれば、完璧なんですけれど……」

ちなみにこのソファはCLASKA(クラスカ)の「バンズソファ」というアイテム。ハンバーガーのバンズのように、ふっくらと張りのある形にデザインされたことが名前の由来だそうです。

ホテルライクなベッドルーム

どこかクラシカルな雰囲気が漂う寝室。2面採光のため実際の広さ以上に開放感を感じられます。ホテルに置いてありそうなベッドサイドランプも印象的です。

「ベッドフレームとサイドテーブル、ベッド横のライト、全て無印良品のアイテムです。ライトは友達からいただいたものなんですけれど、もう廃盤になっちゃっています。

ちなみに、奥の黄色いカーテンと下に敷いてあるカーペットはニトリのものです」

スヌーピーが好きなjunkoさん。他にもフィギュアを集めるのが趣味なのだとか!

「白いチェストと照明は、Francfrancのもの。思えば、ベッドルームは無印良品・ニトリ・Francfrancのアイテムを組み合わせてできていますね」

お気に入りのアイテム

20年以上前に自作した棚

DIY未経験だったにも関わらず、このクオリティ……!

どこの家具だろう? と思っていたら「20年以上前に自分で作ったものなんです」とjunkoさん。ずっと押入れの中にしまっていたそうですが、出してみたら意外としっくりきたとのこと。

「なんで作ろうと思ったのか詳しくは覚えられていないんですけれど、突然『棚が欲しい!』と思って即座に行動した記憶はあります。時間が経って、ずいぶんいい感じの色になってきました」

アルネ・ヤコブセンのテーブルクロック

「アルネ・ヤコブセンの『シティホール テーブルクロック』です。いろんな色があって、水色とかもあったのですが、この部屋に合う色を考えてみてこちらにしました。可愛いんですよね〜」

DULTON(ダルトン)のステンレスゴミ箱

「とにかくかっこいいゴミ箱が欲しい! と思って、ずいぶん前に買ったものです。燃えるゴミ・プラスチック・ビン&缶で分別して使っています。

横に並んでいる無印良品のスチールユニットシェルフとも雰囲気が合っていてお気に入りです」

fog linen work(フォグリネンワーク)のカレンダー

お部屋にお邪魔した瞬間、目についたのがこちらのカレンダー。なんと紙ではなく、リネンでできているんです。質感がかわいすぎる……。

「友達からいただいたfog linen work(フォグリネンワーク)のカレンダーです。マスキングテープで留めていたら落ちちゃったので、今は金色の画鋲で留めています」

ダチョウの羽でできたはたき

突如目についたモケモケ。こちらは一般的なはたきではなく「ダチョウの羽」が使われていると聞いて驚いちゃいました。先ほどのリネンカレンダーにも通ずることですが、素材が独特!

「ふんわりと柔らかい羽なので、物を倒したり傷つけたりせずにホコリを取れるんです。それで、掃除機をかける前にパタパタってホコリを落とせばOK。ちなみに『バンズソファ』と同じくCLASKAで買いました」

残念なところ

床の色

「最初から敷いてあったのでしょうがない部分ではありますが、実はツルツルのフローリングがあまり好きじゃなくて……。本当はもうちょっと白い感じの木材っぽさがある床がいいなぁと思っています。

あと、いずれ全部スケルトンにして、床も全部張り替えて、壁もぶち抜いて、全部ワンルームにしたいくらいです。宝くじにでも当たったらやりたいな(笑)」

これからの暮らし

「ここ1年くらいで大々的に模様替えを行ったので、正直これからのことはあまりイメージがついていません。パッと思いつくこととすれば、読書スペースのところにローテーブルが欲しいことですかね。

ただ、ベッドルームに置いてあるものはここに住む前から使っていたものも多いので、いつかガラッと変えてみたいです。照明や収納を一新することはもちろん、ベッドもスノコベッドみたいな感じにしたいなと考えています。いつになるかはわからないけれど、楽しみです!」


家具の配置やインテリアの並べ方ひとつとっても、その細部にまで“心地いい部屋づくり”へのこだわりが感じられたjunkoさんのお部屋。

まだ大きな模様替えを行ったばかりとのことではありますが、今後どのようにアップデートされていくのか楽しみでなりません。

junkoさんの暮らしのアイデアはこちら↓

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