これは本を読む人にはあるあるであって欲しい。
''文字を読んでしまう'' と内容が頭に入ってこない。
普段は文字を読んでいるなんて意識は無い。
本を読む。
内容に対して面白いと思ったり、へぇと思ったり。
本を読んでいるという意識もないくらい夢中になった頃。
それは突然やってくる。
「あれ、今文字を読んでるな。」
頭の中で文字を読み上げていることに気づく。
声が出ていないだけでほぼ音読の状態。
その瞬間「本を読む」から「文字を読む」に変わってしまう。
途端に内容が入ってこない。
せっかく好きな「本」を楽しんでいたのに。
私はそういう時は2、3行前から読み直すことにしている。
出来るだけなにも考えないように、文字を読み上げないように、注意しながら。
”意識しない”という意識をして、なんとか「本を読む」に戻れる。
本を読むようになって10年ほどたつが、いまだにそうなる。
頻繁に起こると結構疲れるため、そういう日は早々に読書をやめてしまう。
「本」というものから、突然「活字」という一面が見えることによる
一種の「蛙化」だろうか。
好きで本を読んでいるのに、不思議だ。