微表情

フラッシュのように一瞬で表れては消え去る微妙な表情、微表情。このブログでは、微表情、表情、顔を始めとした非言語コミュニケーションの研究や実例から「空気を読む」を科学します、「空気」に色をつけていきます。

ディビッド・マツモト博士との会食

 

先週末、米国から来日されていたディビッド・マツモト博士

(Dr. David Matsumoto)と清水ゼミのメンバーで会食させて頂きました。

 

マツモト博士は、表情分析の大家であるポール・エクマン博士の

お弟子さんにあたり、感情・表情・比較文化研究の世界的に著名な研究者です。

著作・論文ともに膨大な数を書かれており、私たち学習者にとって憧れの存在です。

また、博士は、FBIや米国の州警察などの法執行機関や医療機関、民間企業等を

対象に表情・微表情検知に関するトレーニングやコンサルティングも行っており、

科学に基づく実践者としての顔もあり、私たちが目指している/目指したい存在です。

 

オンライン上では何度もやり取りさせて頂いて来ましたが、

こうして直接お会いするのは、私にとっても清水ゼミのメンバーにとっても

初めてのことであり、大変素晴らしい機会となりました。

 

会食当日は、老舗京都料理店にて

懐石料理に舌鼓を打ちながら、懇親を深めることが出来ました。

 

マツモト博士と清水ゼミ生

 

ゼミ生からの様々な質問に、ときに冗談を交え、

気さくに答えて下さったマツモト博士。

 

FACS誕生秘話、FACS活用の現状、

AI表情分析の是非、嘘検知と微表情の関係、

科学者としての態度と実践者の態度の違い、それらを融合することの大切さ、

ポピュラーサイ��ンスへの見解、現在研究中のこと、これから研究したいこと、

80名のFACSコーダーを養成してきた清水への賞賛(恐縮)、

学びを続ける清水ゼミ生への賞賛と励まし、と学びに関わる話から、

柔道、オリンピックのコーチ、格闘技、野球、

サンフランシスコの文化・食事情など幅広くお話を伺うことが出来ました。

 

忙しいスケジュールの合間に時間を割いて下さったマツモト博士に感謝です。

そして、学びを継続される清水ゼミのメンバーにも感謝です。

今回、残念ながら参加出来なかった清水ゼミ生は、次回は是非!

 

マツモト博士と再会するときまでに、さらなる飛躍をお見せ出来るよう、

引き続き座学と実践を共に頑張って参りましょう!

 

 

追伸:2024年10月期清水ゼミは、9月頃募集を開始します。

 

 

清水建二