朝食が1日の中で最も大切な食事であることはよく聞くけれど、その朝食を “いつ” 食べるのが正解なんだろう? ヘルシーなライフスタイルに欠かせない朝食の効果を最大化させるためのベストタイミングについて、アメリカ版ウィメンズヘルスからご紹介。
起きてから2時間以内がベストタイミング!
「食事のタイミングは、食事の中身と同じくらい大事」と語る公認管理栄養士のテレサ・シャンクは、起きてから2時間以内に朝食をとるよう勧める。
「そうすれば食欲と血糖値が1日中安定しますよ」。血糖値が安定していれば、空腹を感じないし、手っ取り早く血糖値を上げるお菓子やジャンクフードに手が伸びるのを防げる。逆に血糖値が不安定だと、空腹でイライラしたり、食べすぎてしまう。朝食は代謝も活発にするので、「朝起きてすぐの体は、大急ぎで断食状態から脱する必要があります」とシャンク。
つまり、それが朝6時でも11時でも、起きたら2時間以内に朝食を摂ればいいということ。
この2時間ルールは、ほとんどの人に適用される。でも、糖尿病などの疾患を抱える人にとっては血糖値の安定が特に重要なので、起床から朝食までの時間を短くした方がいいそう。公認管理栄養士のマヤ・フェラーは、血糖値に問題を抱える人は起きてから1時間以内に食べることを勧めている。
朝から運動する場合はいつ食べる?
運動前に食べるべきかどうかは、運動後に食べたときの体の反応次第。「朝から運動するのなら、自分にとってよりパフォーマンスを発揮できるのが、朝食を食べる前と食べた後のどちらなのかを見極めてください」とフェラー。
例えば、トーストを1枚食べただけでワークアウト中におなかが痛くなるなら、ワークアウトを終えてから食べた方がいい。空腹でウエイトを上げるとクラクラして集中できないようなら、ワークアウト前に食べるべき。(1/2本のバナナから単炭水化物を摂取すると、満腹に感じることなくエネルギーが持続する)
自分はどちらのタイプかわからないなら、まずは試してみよう。シャンクによると、一般的にはワークアウトの前後1~2時間以内に食べるのがいいそう。
朝に食べるのがつらい人は?
朝食を抜くと、2型糖尿病のリスクが高まると言われている。朝食に限らず食事を抜くのは、頭がボーッとしたり、血糖値と代謝率が下がったりするのでおすすめできない。
卵にベーコン、パンケーキにコーヒーという本格的な朝食でなくても、少しでも食べることが大切だ。シャンクによれば、朝起きたら水を飲み、持ち運びやすい物(ギリシャヨーグルト、ゆで卵、カットフルーツなど)をバッグに入れるだけでもOK。少しでも食べるだけで、体が朝から食べることに慣れ、朝食を毎日の習慣にしやすくなるそう。
※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
※この記事は、当初2019年に公開されたものを再編集しています。