オーストラリア連邦科学産業研究機構・CSIROが発表している発表されたレポートによると、毎食25グラムのタンパク質を摂ると、空腹感を抑え筋肉代謝を高められるという。
主に洋食を食べる人はタンパク質の摂取が午後に偏るので、研究者たちは朝食にも取り入れることを勧めている。朝食における女性の平均タンパク質摂取量は、男性が15グラムであるのに対し、11グラムと少なめ。
「食生活を大幅に変えるのが難しいなら、朝食のタンパク質を増やすことが、空腹感を感じず、不健康な間食を防ぎながらウエストを引き締める鍵かもしれません」と教えてくれたのは、CSIRO主任研究員にしてCSIRO式完全健康ダイエットの考案者、マニー・ノークス教授。
定番のタンパク源である卵や肉に加えて、料理人兼教師のカルム・ハンは、乳製品やナッツ、豆類を食事に取り入れるべきだとアドバイス。
では、25グラムのタンパク質が入った朝食ってどんなもの?
「例えば、卵2個にトースト、そしてミルク入りのコーヒーでも25グラムは摂れます」と、栄養士のクロエ・マクロードはハフィントンポストオーストラリアの記事で語っている。
「ミューズリー(オーツ麦など数種類の穀物とドライフルーツ、ナッツなどが入ったシリアル食品)入りのヨーグルトなら、ヨーグルト200グラム当たり10グラムのタンパク質が摂れます。ギリシアヨーグルトならもっと入っているので、少し量を減らしていいでしょう」
「ヨーグルトに穀物系のシリアルを一カップ加えればさらに増えるので、合計30グラムになります。ミューズリーなら5グラムほどタンパク質が含まれていますね」
空腹感を感じずにダイエットに成功したいなら、朝からタンパク質25gを目指して、トライしてみて!
※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
※この記事は当初2018年に公開されたものを再編集しました。
Text: Lauren Williamson Translated by Emi Ito Photo: GettyImages