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ラグジュアリーの未来を予感させるレクサスの展示「Time」
レクサスはミラノデザインウィーク2024にて、人間中心の思想を体現する、2つの魅力的なインスタレーションを発表した。
![ラグジュアリーの未来を予感させるレクサスの展示「Time」](/uploads/media/2024/06/10/1_BEYOND THE HORIZON_4.jpg)
今年のミラノデザインウィークでは、来場者に向けて未来への期待値を高める新鮮かつ高揚感のあるトレンドを発信。創造性の限界を押し広げ、表現の自由を育むイベントとなった。それ故に、レクサスが「Time」と題した展示を通じ、最先端のラグジュアリーのコンセプトを披露する場としてミラノデザインウィークを選んだのはまったく不思議ではない。「Time」は、渋谷慶一郎オリジナルの音楽とともに制作した壮大な没入感のある世界へと誘う吉本英樹の「BEYOND THE HORIZON」、ソーラーデザイナーであるマーヤン・ファン・オーベルによる「8分20秒」という2つの興味深いインスタレーションで構成されている。
![ラグジュアリーの未来を予感させるレクサスの展示「Time」](/uploads/media/2024/06/10/2_BEYOND-THE-HORIZON_7.png)
![ラグジュアリーの未来を予感させるレクサスの展示「Time」](/uploads/media/2024/06/10/3_BEYOND-THE-HORIZON_9.png)
探求とパーソナライゼーションに重きを置く、デザインスタジオTangentの創設者である吉本は、「水平線というテーマが頭の中にあったので、海と空だけのシンプルな環境をつくりました」と強調する。「『BEYOND THE HORIZON』は、越前和紙にインスパイアされ、同和紙をスクリーンに取り入れた光の彫刻ですが、その内部構造はすべて異なり、点灯すると個性の異なる光を発する仕組みになっています。結局のところ、パーソナライゼーションとは、同一のものを異なる方法で進化させることなのです」
そのバックには作曲家、渋谷慶一郎による魅力的な音楽が流れている。「2つの音楽が巨大な会場で同時進行するサウンドスケープで、そのうちの一つは10分10秒のこの展示のために作り下ろされた新作。もう一つはプログラムによって完全にランダムな立体音響を生成し続ける『Abstract Music』という私のサウンドインスタレーションで、これらの組み合わせにより二度と同じ瞬間は訪れません。必然と偶然の組み合わせのバリエーションが展開し続けることで空間は常に変化を持続します」と渋谷は語る。
![ラグジュアリーの未来を予感させるレクサスの展示「Time」](/uploads/media/2024/06/10/5_8-Minutes-and-20-Seconds_Main.png)
「環境の尊重は、モビリティの再定義につながる取り組み同様に、新しいアート観でも中心的概念となっています。 誰もが環境を意識するようになれば、世界はより良くなると思います」
サステナビリティと伝統を融合させた展示「Time」は、近い将来テクノロジーが可能にする無限の可能性、特にSDV*(ソフトウェア・デファインド・ビークル)の革新的なパワーについて考察するものだ。
*SDVとは車のハードウェアでなく、携帯やパソコンのようにソフトウェアを更新することで、自動車の機能や性能を継続的に高める車のこと。
![ラグジュアリーの未来を予感させるレクサスの展示「Time」](/uploads/media/2024/06/13/8 Minutes and 20 Seconds_5-1.jpg)
ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アート在学中の2013年に第1回LEXUS DESIGN AWARDを受賞した吉本は、「今回発表した光の彫刻は、中央の車を先頭に、それに従う10人の化身たちが水平線の遥か彼方にある宇宙を目指して進んでいく姿をイメージしました」と話す。「未来に向けた探求と革新の象徴が、後に続く人たちに新時代への道のりを示すというアイデアがベースになっています」。オーベルは「LF-ZC」を立体的に再現。自然への敬意を人間的な要素と結びつける一方で、テクノロジーは絶え間ない進化を目指すという、SDVの重要な要素を反映した作品を発表した。
![ラグジュアリーの未来を予感させるレクサスの展示「Time」](/uploads/media/2024/06/13/4_8-Minutes-and-20-Seconds_3.png)
今回の「Time」では、来場者たちはクラフトマンシップとテクノロジーが融合し、調和の中で人間中心の思想が次世代のモビリティの構築にどのように役立つのかを見出しながら、その世界に浸ることができただろう。