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大坂なおみも登場! ヴィクトリアズ・シークレットのティザーイベントに集った豪華スターたち
今月末に復活を遂げるヴィクトリアズ・シークレット(VICTORIA'S SECRET)のショーを目前に、豪華セレブたちを招待したティザーイベントが開催。ナオミ・キャンベルやジジ・ハディッドを始め、今年春にコラボレーションを発表した大坂なおみ、さらにはブレイクが期待される新星アーティストまで、スペシャルな一夜に華を添えたゲストたちをチェックして。
2019年11月を最後に休止するまで、毎年何百万人もの人々の注目を集めていたヴィクトリアズ・シークレット(VICTORIA'S SECRET)のランウェイショー。ナオミ・キャンベル、タイラ・バンクス、ハイディ・クルム、ジゼル・ブンチェンといったトップモデルたちは、サーカスやクリスマスといったテーマに沿ったコレクションによって着飾られ、その美しく神々しい姿で人々を魅了した。どんなに派手なコスチュームであろうと、そのフォーカスは常に「女性」。眩いスポットライトに照らされたステージに降臨するモデルたちは、「エンジェル」と呼ばれた。
しかし時が流れ、ダイバーシティやインクルージョンの重要性が叫ばれるようになると、ヴィクトリアズ・シークレットのヴィジョンは次第に時代遅れだとみなされるようになり、売上もそれを反映するようになった。そして2019年、長年のマーケティング責任者であるエドワード・ラゼックによる差別的な発言が波紋を呼び、彼は職を失った。翌年に『ニューヨーク・タイムズ』紙が同社にはびこっていた女性差別やハラスメントの実態を暴くと、CEOのレックス・ウェクスナーが性犯罪者のジェフリー・エプスタインと親しい関係にあったことも明らかになり、彼もまた退任へと追い込まれた。
しかし2022年、ヴィクトリアズ・シークレットは独立した上場企業となり、エイミー・ハウクがCEOに就任。未来が変わった瞬間だった。
ヴィクトリアズ・シークレットの新たな使命
そして9月6日(現地時間)、ショーの復活を記念してニューヨークで行われたティザーイベントでは、急進的な改革を推し進めてきた同社を支持するゲストが各界から集結。ピンクカーペットではブルック・シールズやプリヤンカー・チョープラーといった映画界のスターが、ライラ・モスやローデス・レオンなどの次世代モデルたちと並んでカメラの前に立った。その他にもコメディアンからインフルエンサー、さらにはデザイナーのエレナ・ヴェレスやジョセフ・アルチュザラなど、実に多彩な顔ぶれだ。しかしここでの本当の主役は、アドリアナ・リマ、キャンディス・スワンポール、ジジ・ハディッド、ナオミ・キャンベルなど、全盛期にエンジェルを務め上げたモデルたちだろう。
キャンベルがステージに立つと、彼女は凛とした姿勢でスピーチを披露。そして真向かい側がライトで照らされると、ゲストたちの視線は司会のジジ・ハディッドへと移され、彼女はブランドのファッションショーを再解釈したドキュメンタリー「The Tour '23」を紹介した。
この映像は「世界規模で女性をサポートすること」を目的に制作されたもので、グローバルな20人のクリエーターからなる「VS 20」のストーリーを描いている。アーティストや職人たちの物語がバランスよく盛り込まれた12分間は、かつてのヴィクトリアズ・シークレットの代名詞であった策略的な「グラマー」ではなく、真の多様性、そしてありのままの美を追求するというブランドの新たな使命を反映したものであった。
ドーチとゴヨ、2人の新生アーティストによるパフォーマンスが繰り広げられる中、ステージ横のVIP席では長年ブランドに携わってきたベテランたちが笑顔をこぼしていた。ゴールドのミニドレスに身を包んだキャンディス・スワンポールは、2007年9月に初めてヴィクトリアズ・シークレットのランウェイを歩いたときと変わらず、スターの魅力を放っていた。「今夜は最高のパーティー」と言う彼女に、黒のスーツでエレガントにドレスアップしたリリー・オルドリッジも同意する。「私にとって、今回が10回目の出演です。またこうして呼んでいただけて光栄です」。再始動にふさわしいゲストが集ったことにより、この夜はより一層特別なものとなった。
「ワールドツアー」の様子は2023年9月26日(現地時間)にAmazonプライムビデオで配信される。