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生き方もファッションも自分らしさを貫く。エマ・ワトソンのスタイル変遷

『ハリー・ポッターと賢者の石』(2001)のハーマイオニー役で俳優デビューを果たしたエマ・ワトソンは、UN Womenの親善大使やケリングの取締役など、演技以外の道でも目覚ましい活躍を遂げてきた。そんな彼女は早くからエシカルファッションに注目し、ファッションでも自分の信念を体現してきた。4月15日に33歳の誕生日を迎えるエマの、知的なファッションスタイルを振り返ってみよう。
Emma Watson attends UK launch event for Beauty And The Beast at Spencer House on February 23 2017 in London England.
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『ハリー・ポッター』シリーズで俳優への道を歩み始める(2000年8月)

Photo: Dave Hogan/Getty Images

2000年8月、エマ・ワトソンを一躍スターダムにのし上げた『ハリー・ポッターと賢者の石』(2001)のキャストがお披露目された。天使のようなダニエル・ラドクリフ&ルパート・グリントとともに、魔法界の一員となった。聡明な少女ハーマイオニー・グレンジャー役に10歳で大抜擢され、まだまだ表情もファッションも年相応な彼女が、女性としても役者としてもグッと磨きがかかっていくことは言うまでもない。

そばかすフェイスがキュート(2001年11月)

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初レッドカーペットは、ロンドンで開催された『ハリー・ポッターと賢者の石』のワールドプレミア。ロングドレス&ファーにパイソンのブーツで登場し、今では見られない11歳ならではの姿がとってもキュート!

プロム風のドレスアップ(2004年5月)

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『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(2004)のUKプレミアに、パープルのロングドレスで登場。白いコサージュをアクセントとしたルックは、プロム感満載で、まだ不慣れなのか表情も固く、ポージングも初々しさが感じられる。

シャネルに恋して(2007年6月)

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17歳で早くもシャネル(CHANEL)に魅了されたエマは、ライサ・ゴルバチョワのディナーにブラックのクチュールドレスで登場。ゴールドのエッジが効いたドレスは、彼女の美しさと強さを表現しているかのよう。レッドカーペットにも慣れてきたのか、堂々とした表情が印象的だ。

ネイビーブルーで知的に(2007年7月)

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フェミニンな魅力を引き出してくれるミニドレスだが、小柄な体型だと子供っぽくなりがち。しかし、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(2007)のロンドンプレミアに登場したエマのように、ネイビーブルーをチョイスすると、知的でフレッシュな雰囲気をつくりだすことができる。ちなみに、ドレスはシャネル(CHANEL)のもの。ハイライトを入れて、明るくチェンジしたヘアカラーが一段と大人な印象を生み出した。

シンプル・イズ・ベスト(2008年9月)

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パリ・ファッション・ウィークにバーバリー(BURBERRY)のコートを纏って到着。シンプルなデザインのコートでも細ベルトでウエストマークすることで、エレガントな仕上がりに。

メタリックカラーでクールに(2008年10月)

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パリで開催されたシャネル(CHANEL)のショーには、近未来的な光沢を放つシルバーのドレスに、お揃いのジャケットを羽織って登場した。引き締め効果があるタイトなレギンスで、いつもよりクールで大人っぽいスタイルが完成。

遊び心と洗練が交差(2009年6月)

Photo: Dave M. Benett/Getty Images

こなれたオシャレ感が溢れるディナールックを披露。ブルーのアクセントが印象的な遊び心溢れるドレスは、ロダルテ(RODARTE)のもの。自然にほつれ落ちたような後れ毛が、上品な色香を引き出すいい材料となっている。

シースルー&ミニでフレッシュに(2009年7月)

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この日は、アメリカのトーク番組「Late Show with David Letterman」に出演。黒のパイピングがアクセントのヌードカラードレスは、クリストファー・ケイン(CHRISTOPHER KANE)のもの。大人の肌見せは、シースルー越しに叶えることでセンシュアルで上品な雰囲気をキープできる。

知的エレガンスを追求(2009年7月)

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シリーズ6作目となる『ハリー・ポッターと謎のプリンス』(2008)のNYプレミアには、プロエンザ スクーラー(PROENZA SCHOULER)のツートーンドレスをチョイス。シンプルだけれど驚くほど存在感のあるデザインのドレスは、知的でエレガントな印象を与えている。

メットガラデビュー!(2010年5月)

Photo: Rabbani and Solimene Photography/WireImage

毎年5月に開かれるモードの祭典、通称メットガラバーバリー(BURBERRY)の真っ白なワンショルダードレスで駆けつけた。控えめなスリットから足を少しだけ見せることで、気品とセクシーさのバランスが絶妙にとれた仕上がりに。全身のフォルムを完璧に計算した着こなしはさすが。

ヘルシーなチラ見せスタイル(2010年5月)

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『ハリー・ポッターと謎のプリンス』(2008)が、イギリスのテレビ局ITVが主催するナショナル・ムービー・アワードで、最優秀ファミリー映画賞を獲得。授賞式には、カール ラガーフェルド(KARL LAGARFELD)のミニドレスで登場。お腹を露出させたファッションも、エマが着ると上品な雰囲気に。肌の露出をウエストより上の部分にとどめることが、セクシーになり過ぎない秘密だ。控えめにあしらわれたシャネル(CHANEL)のジュエリーがさりげないアクセントを添えた。

ピクシーカットでハーマイオニー役から卒業(2010年11月)

Photo: Dave Hogan/Getty Images

『ハリー・ポッター』シリーズ10作分を撮り終えた2010年の秋、エマは大胆なイメチェンをはかり、ピクシーヘアへと大変身! 本人も「人生で勇気を要したことのひとつ」というくらい、思いっきりバッサリと髪を切ったところ、子役のイメージ脱却も見事に大成功させた。ヴィオネ(VIONNET)の個性的なデザインのドレスには、赤リップでドラマティックなムードを演出。

クールと甘さをともに叶えて英国アカデミー賞へ(2011年2月)

Photo: Dave Hogan/Getty Images

2011年の英国アカデミー賞には、ヴァレンティノ(VALENTINO)のワンショルダーのクチュールドレスを纏って来場。少年のようなベリーショートが、その甘さをコントロールしている。

ブラックルックで魅せるエレガンス(2011年7月)

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『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』(2011)のプレスカンファレンスへ。レースとフリルが軽やかに踊るラファエル・ロペス(RAPHAEL LOPEZ)のドレスは、シンプルながらも落ち着いた美しさをアピール。足もとのブラックパンプスで、全体的に落ち着いた雰囲気にまとめていた。

才色兼備なプリンセス(2011年7月)

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ロンドンのトラファルガー広場で行われた『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』(2011)のプレミアには、ロマンチックなオスカー・デ・ラ・レンタ(OSCAR DE LA RENTA)のプリンセスを感じさせる装いで登場。とびきりスイートなドレスでも、ショートヘアと合わせることで聡明な雰囲気を漂わせている。

魅惑のゴールドに酔いしれて(2011年7月)

Photo: Jim Spellman/Getty Images

『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』(2011)のNYプレミアでは、ヘルシーなメイクが定番のエマには珍しいゴージャスなアイメイクで登場した。ボリュームのあるボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)のゴールドドレスに合わせ、イエローゴールドとコッパー色のアイシャドウと、きりりと整えた長めの眉が印象的だ。

洗練されたレディールック(2011年11月)

Photo: Dave Hogan/Getty Images

ジェイソン・ウー(JASON WU)のフェザーが装飾されたトップスで、『マリリン 7日間の恋』(2011)のプレミアに参加。ウエストのリボンがフェミニンさを覗かせるキュートなトップに合わせた黒のタイトスカートは、ボディラインをキュッと引き締めた。すっきりタイトにまとめたヘアで、フェイスラインも際立ち、より小顔な印象に。

ピンク×ブラックの魔法(2012年2月)

Photo: Mike Marsland/WireImage

ランコム(LANCÔME)が主催した英国アカデミー賞のプレ・パーティーには、ヴァレンティノ(VALENTINO)のピンクのレースドレスで参加。装いとは対照的にヘアをタイトになでつけ、すっきりした印象に。ロマンチックなドレスに気負いなくブラックのネイルを合わせられるのも、ボーイッシュな印象のあるショートヘアならでは。

アーティなカラフルスタイル(2012年9月)

Photo: Gregg DeGuire/WireImage

この日、レッドカーペットを彩ったのは、カレイドスコープのように華麗なピーター・ピロット(PETER PILOTTO)のプリントドレス。あえてノーアクセで、トム フォード(TOM FORD)のレースアップシューズが存在感とおしゃれ度を一気に上昇させた。

オールホワイトで輝きを放つ(2012年9月)

Photo by: Stephen Lovekin/Getty Images

ピュアでイノセンスな雰囲気を醸し出すオールホワイトは、上品ルックのお約束。『ウォールフラワー』(2012)のニューヨークスクリーニングには、ブルード(BROOD)のホワイトドレスと白のヒールで登場した。若さはじけるピュアな素肌とともにプレシャスな輝きを放地、凛とした美しさを引き立てるブルーのアイメイクで、モードにフィニッシュ。

シックながらも遊び心を(2013年1月)

Photo: Jason Merritt/Getty Images

色鮮やかな柄のミックスで独特の3Dワールドを繰り広げるピーター・ピロット(PETER PILOTTO)のドレスでレッドカーペットに登壇。この日は、オンライン投票で決まるピープルズ・チョイス・アワードの、お気に入りのドラマティック映画女優賞に『ウォールフラワー』(2012)で選ばれた。ドレスを引き立てるタビサ・シモンズ(TABITHA SIMMONS)のブラックサンダルも控えめでグッド。主役級ドレスは、余計なアクセサリーを付けずにシンプルに仕上げるのが鉄則。

2回目のメットガラに大胆なドレスで(2013年5月)

Photo: Kevin Mazur/WireImage

太ももまでのスリットが印象的なプラバル・グルン(PRABAL GURUNG)のカスタムドレスで、メット・ガラに登場したエマ。肌の露出が多いドレスだが、漆黒が生み出すクールさと大人のエレガントさが、気品あるセクシーを演出している。

南仏で輝くナチュラルビューティー(2013年5月)

Photo: Andreas Rentz/Getty Images

子役のイメージからすっかり脱却し、『ブリングリング』(2013)で初めてカンヌ国際映画祭に参加。クロップド丈のトップでお腹まわりをチラ見せするクリストファー・ケイン(CHRISTOPHER KANE)のセットアップで、会場を魅了していた。メイクを極力ナチュラルに抑えることで、ドレスの存在感を引き立たせた。

シャネルでカンヌデビュー(2013年5月)

Photo: Kurt Krieger/Corbis via Getty Images

この日も引き続きカンヌ国際映画祭で、『ブリングリング』(2013)のプレミアへ。レッドカーペットには、ブラックスパンコールが全面にあしらわれたトップに流麗なラインを描くホワイトスカートがセットされたシャネル(CHANEL)のドレスをチョイス。ヘアメイクもナチュラル&ミニマムに抑え、フレッシュな若さと洗練されたマチュアな佇まいが共存する着こなしを見せてくれた。

パンツスタイルで叶える甘辛コントラスト(2013年6月)

Photo: Alberto E. Rodriguez/Getty Images

ロサンゼルスで開かれた『ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日』(2013)のプレミアには、ローラン ムレ(ROLAND MOURET)のビスチェのビスチェトップに3.1 フィリップ リム(3.1 PHILLIP LIM)のパンツという、シンプルだけどアイキャッチーな装いで。ワードローブに欠かせないアイテムである黒のパンツやパンプスも、大胆なトップを合わせて見事にパーティールックに昇華させた。

魅惑の赤リップをアクセントに(2013年5月)

Photo: Jason LaVeris/FilmMagic

どんなスタイルにも洗練された上品さをプラスしてくれるツイード素材。『ブリングリング』(2013)のLAプレミアには、シャネル(CHANEL)のツイードドレスをチョイスして、品のあるエレガンスを醸し出した。ジュゼッペ ザノッティ(GIUSEPPE ZANOTTI)のヒールを添えたモノトーンスタイルが、赤リップの魅力を存分に引き出した。

美しさは背中にあり!(2014年1月)

Photo: George Pimentel/WireImage

ゴールデン・グローブ賞には、ディオール(DIOR)の赤のバックレスドレスと細身のブラックパンツを合わせ、コントラストの効いたスタイルで出席した。大胆に開いた背中から見える、天使の羽のような肩甲骨は、最上のアクセサリーともいえる。背中をも完璧にプロデュースする彼女の美意識に脱帽。

ミステリアスな女神に(2014年3月)

Photo: Andreas Rentz/Getty Images for Paramount Pictures

『ノア 約束の舟』(2014)のベルリンプレミアにてっきり海外リフトで現れたエマは、今までにないようなミステリアスな雰囲気が……。シンプルながらも重厚のあるドレスで、妖艶な雰囲気を漂わせた。

淑女のためのジャンプスーツ(2014年3月)

Photo: Carlos Alvarez/Getty Images

ジェイ・メンデル(J.MENDEL) のジャンプスーツを着て、『ノア 約束の舟』(2014)のマドリードプレミアに到着。一枚でスタイルが決まるジャンプスーツは、小物もシンプルでまとめるのがお約束。ジャンヴィト ロッシ(GIANVITO ROSSI)のブラックヒールで控えめに仕上げながらも、大胆に開いた胸もとが女性らしさを強調している。片方の耳だけ見せたふんわりとしたダウンヘアで、絶妙なヌケ感を演出。

エレガントな貴婦人ルック(2014年3月)

Photo: Mike Pont/FilmMagic

V字に開いた背中が魅了するオスカー・デ・ラ・レンタ(OSCAR DE LA RENTA)の黒のドレスは、ボリューミーでクラシカルな貴婦人のよう。ローポジションでまとめたシニヨンは、彼女の聡明な雰囲気をさらにアップさせる。ドレスに映えるオレンジがかった赤のリップで、シンプルで上品なスタイルの中に少しスパイスを効かせるのがエマ流!

アシンメトリーが気分(2014年7月)

Photo: Pascal Le Segretain/Getty Images

シアーのスカート部分が印象的なデザインのディオール(DIOR)のドレスで、同ブランドのオートクチュールショーを訪れた。動くたびに様々な表情を見せるアシンメトリーなデザインのドレスは、ヘア&メイクもシンプルにまとめるのが◎。

赤で引き立つ、上品ロックスタイル(2014年7月)

Photo: Dominique Charriau/WireImage

ヴァレンティノ(VALENTINO)のショーに登場したこの日は、同ブランドのトップとスカートにブラックデニム(BLK DNM)のレザージャケットを羽織り、赤のヒールを差し色としてフィニッシュ。

パンツルックでも、フェミニンさを忘れずに(2015年4月)

Photo by Taylor Hill/Getty Images

『タイム』誌主催のパーティーにディオール(DIOR)のパンツスタイルで登場。ドレープ使いが美しいアシンメトリースカートをパンツの上からレイヤードし、マスキュリン&フェミニンの好バランスをキープした。エッジの効いたアクセサリーで、煌めきをプラスして。

美しく唱える環境保護(2016年5月)

Photo: Venturelli/FilmMagic

「Manus x Machina, Fashion in an Age of Technology(人の手と機械、テクノロジー時代のファッション)」をテーマとした2016年のメットガラは、エレガントさが際立つカルバン クライン(CALVIN KLEIN)のカスタムルックで登場。環境に優しくサステナブルなデザインを提唱するグリーン・カーペット・チャレンジに賛同したドレスで、ほぼすべてリサイクルしたペットボトル材から作られている。

チョーカーでスパイスアップ(2016年11月)

Photo: Rabbani and Solimene Photography/Getty Images

トム・ハンクス主演の『ハドソン川の奇跡』(2016)での功績を称えるニューヨーク近代美術館で開かれたイベントに出席。黒のベルベットドレスはため息が出るほど美しく、アシメトリーなデザインがユニークな一着だ。

ドラマティックなカラードレス(2017年2月)

Photo: Stephane Cardinale - Corbis/Corbis via Getty Images

『美女と野獣』(2017)のプロモーションツアーの幕開けとなった舞台はパリ。郷に入れば郷従えと言わんばかりに、モードの都ではルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)の色使いやデザインがモダンアートのよう。おとぎ話の主人公というよりも、現代女性らしいスタイルを披露した。

地球にやさしい“シンデレラ”ルック(2017年2月)

Photo by Mike Marsland/Mike Marsland/WireImage

ロンドンで行われた『美女と野獣』のプレミアには、長いトレーンが印象的なエミリア・ウィックステッド(EMILIA WICKSTEAD)のドレスで現れた。まるでシンデレラにオマージュを捧げるようなブルーのドレスだが、エコフレンドリーな素材選びなどにエマのこだわりを感じる。

煌めくケープガウンのマジック(2017年2月)

Photo: Visual China Group via Getty Images/Visual China Group via Getty Images

ビジューの煌めきが美しいエリー サーブ(ELIE SAAB)のドレスでステージに現れたのは、『美女と野獣』の上海プレミアでのこと。ドレスに加えて、その上に羽織ったケープがドレスにもう一つの魔法をかけて、ファンタジーの世界から抜け出したようなエレガンスを醸し出した。

メタリックな輝きを放って(2017年5月)

Photo by Jason LaVeris/FilmMagic

2017年のMTVムービー&TVアワードで、エマは男女のカテゴリーを設けずに選出される俳優賞の初受賞者となった。この日、スパンコールの煌びやかさを纏ったブラックのミニドレスで登場。ドレスからすらりと伸びた美しい脚がシックなドレスに、輝きを与えている。

Time's Upのスペルミスもご愛嬌(2018年3月)

Photo: John Shearer/Getty Images

第90回アカデミー賞のアフターパーティーに現れたエマの右腕にはタトゥーが……。「Time's Up」ムーブメントに共感してのフェイクタトゥーだが、「Times Up」とアポストロフィーなしのスペルミスへのツッコミがSNS上で続出。胸もとのクリスアイルが華やかなラルフ ローレン(RALPH LAUREN)のドレス以上に注目を集めてしまった。

ステートメントスーツで主張を(2019年2月)

Photo: Stephane Cardinale - Corbis/Getty Images

国連の親善大使として男女格差の撲滅を目指すべく尽力をしているエマは、パリのエリゼ宮で開催されたG7の諮問委員会に出席。大事な日に選んだのは、アレクサ・チャンが手がける同名ブランドのジャガードスーツだ。フローラルプリントがほどこされたグリーンのスーツに、イエローのサンダルで色をプラス。

ウエディングドレスをアップサイクル(2021年11月)

Photo: Joe Maher/Getty Images

俳優業を休止中の2021年11月、久々に姿を見せたのはアースショット賞の授賞式だ。ファッション界のサステナビリティを推進する彼女が、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2019)のプレミア以来となるレッドカーペットに選んだのは、ロンドンを拠点とする新進デザイナーのハリス・リードによる“アップサイクル・ルック”。ヴィンテージのウエディングドレスアップサイクルしたボリューム感のある白いチュールのガウンに、黒のフレアパンツとハリス リード(HARRIS REED)X ミッソマ(MISSOMA)のジュエリーを合わせた。

モードな“Y2K”ルック(2022年3月)

Photo: David M. Benett/Getty Images

英国アカデミー賞の授賞式には、オスカー デ ラ レンタ(OSCAR DE LA RENTA)によるチュチュドレスで来場した。ハイライトを入れたヘアを無造作にセットし、センターパートした前髪を複数のボビーピンでしっかり留めて、フェイスラインを強調。ブロンザーでヘルシーな印象に仕上げた小麦色の肌に、印象的な眉毛が主役となるY2Kルックを完成させた。