2023年秋冬ロンドンコレクション速報。スモーキーアイ、ゴスリップetc.、最新キーワード6【ランウェイ発！ ビューティートレンド】

1. センシュアルなスモーキーアイ

スモーキーアイは今シーズンの主役。アーデム（ERDEM）ではジェーン・リチャードソンがブラック＆グレーのアイメイクでヴィクトリア朝のディストピアな世界観を描く一方で、ネンシ ドジョカ（NENSI DOJAKA）ではルシア・ピカがブラウンのアイシャドウをアイホール全体にオン。90年代のエッジを効かせたセクシーな目もとに仕上げた。

2. グラマラスなハリウッドウェーブ

ハリス リード（HARRIS REED）のヘアを手がけたアリ・ピルザデは、1920年代にインスパイアされた彫刻的なピンカールを披露。さらに金箔を添えてドラマチックな雰囲気を生み出した。また、リチャード クイン（RICHARD QUINN）ではサム・マックナイトによる艶のあるなめらかなウェーブが存在感を放ち、オールドハリウッドの魅力をモダンに昇華。

3. インパクト大のゴスリップ

今注目のゴストレンドを取り入れたロクサンダ（ROKSANDA）では、レベッカ・ダベンポートが究極とも言えるヴァンパイアルックを完成させた。ハリス リード（HARRIS REED）では、ソフィア・ティルブリーが深みのあるルージュやノワールのオンブレリップと、煌めきを添えたレッドリップを組み合わせ、ダークなゴスムードを漂わせた。

4. エレクトリックな色彩

今シーズンはエレクトリックなカラーパレットにも注目を。コナー アイブス（CONNER IVES）ではルーシー・ブリッジがモーヴやスライムグリーンといった鮮烈なアシッドカラーを提案。リチャード クイン（RICHARD QUINN）では、テリー・バーバーがフランシス・ホジソン・バーネット著の「秘密の花園」（1911）を着想源にしたアイメイクを披露。ライラック、シルバー、アクアマリンで目もとを彩り、ソフトでフェミニンなムードを演出した。

5. ロマンティックなブレイズヘア

アイルランドの収穫祭「Lughnasadh（ルナサ）」にインスパイアされたシモーン ロシャ（SIMONE ROCHA）では、シンディア・ハーヴィーがブレイズにカールを効かせたり、前髪のみにウェーブをかけるといった細やかなアレンジを仕掛け、コレクションのテーマを巧みに表現。ユハン ワン（YUHAN WANG）ではアダム・ガーランドがカラフルなリボンを編み込み、ロマンティックなタッチを添えている。

6. スーパーナチュラルな肌艶

ランウェイビューティーの土台となるのは、なんといってもフローレスな肌。バーバリー（BURBERRY）ではアミー・ドラメが、クリストファー・ケイン（CHRISTOPHER KANE）ではシャーロット・ティルブリーが自然な素肌の輝きを作り出す一方で、モワローラ（MOWALOLA）ではイサマヤ・フレンチがスーパーナチュラルな肌艶を追求。LEDライトで顔全体を飾るといった実験的なルックにも挑戦した。

Text: Tish Weinstock　Adaptation: Motoko Fujita
From VOGUE.CO.UK

Read More

2023年秋冬NYコレクション速報。ゴスメイク、メタリックアイetc.、最新キーワード5【ランウェイ発！ ビューティートレンド】

By Calin Van Paris、MOTOKO FUJITA