圧倒的なインパクトを放つシルバーヘア
決してローメンテナンスとは言えないシルバーヘアについて、「コミットメントが必要」と話すのは、IGKサロンの共同経営者でカラーリストのオリヴィア・カサノヴァ。「ブルネットでも、黒髪でも、ブロンドでも、この色を実現するためには髪をまずホワイトの明るさまで上げなければなりません」
地毛の色にもよるが、イメージ通りのシルバーを叶えるには何度も施術を受ける必要があり、数週間おきのメンテナンスもマスト。また、自宅でのヘアケアに関しては、洗うときに熱いお湯を避け、紫シャンプー(紫の色素が配合されたカラーシャンプー)や専用のプロダクトを使うことで色味を長持ちさせられるそう。
手がかかるとはいえど、そのインパクトは圧巻。カサノヴァ曰く、「銀白色の髪を持った女性ほど印象的なものはない」。そこで、次のヘアカラーにグレイやシルバーを考えている人のために、幅広い年齢層のセレブたちによるお手本を紹介しよう。
1. ジェーン・フォンダ/奥行きを生むシルバーとグレイのハイライト
シルバーとグレイのハイライトを混ぜると、どんなスタイルにも奥行きが生まれる。ジェーン・フォンダは、自然な髪色にホワイトの筋を入れて明るく。
2. キム・カーダシアン/クール&アイシーなホワイトシルバー
キム・カーダシアンのようなロングヘアの持ち主で手入れが大変という人は、根元をそのままに残すのもOK。絶妙なコントラストを効かせることで、ステートメントルックへと昇華。
3. カーラ・デルヴィーニュ/ウェットなシャギースタイル
カーラ・デルヴィーニュのショートシャギーは、究極のクールガールヘア。ウェットな質感にすることで、ワンランク上のシルバーカラーに。
4. レディー・ガガ/温かみのあるホワイトブロンド
クールなトーンは苦手という人は、レディー・ガガを参考に。金髪よりも赤みのないシルバーのようないホワイトブロンドは、ほのかな温かみさえ感じさせる。
5. ジョーダン・ダン/初心者にも◎なダークシルバーオンブレ
シルバーヘアにユニークさを加えるなら、色を足すのもあり。ルーシー・ボイントンは絶妙なグリーンとブルーの色合いで神秘的に。
9. フィービー・ブリジャーズ/柔らかなブルーアッシュ
シルバーは必ずしも大胆である必要はない。フィービー・ブリジャーズの落ち着いたニュアンスカラーは、ソフトなウェーブのアップスタイルにぴったり。
10. アンディ・マクダウェル/白髪を生かしたグレイヘア
大人の女性の鏡と呼ぶべきは、アンディ・マクダウェル。自然な白髪を受け入れながら、シルバーのハイライトとダークグレイのローライトをミックスして、程よい陰影をつくっているのがポイント。
11. ダイアン・キートン/シンプル&シックなプラチナブロンド
シンプルかつシックな美を体現するのはダイアン・キートン。明るいシルバーブロンドをなめらかなストレートヘアに仕上げて。
12. メリル・ストリープ/グレイヘアへの移行期にも最適なアッシュブロンド
アッシュブロンドは、完全に白髪になる前の移行期間にも最適。メリル・ストリープのナチュラルなグレイはブロンドのハイライトと完璧にマッチし、クールなアンダートーンを与えている。
13. カーディ・B/リッチでコクのあるディープシルバー
ストレートのロングヘアに、リッチなシルバーの光沢を取り入れたのはカーディ・B。このインパクト大の色合いには、大掛かりな手入れをする価値があるかもしれない。
14. ニコール・リッチー/圧倒的な白さで勝負するプラチナホワイト
ニコール・リッチーの超ブライトなプラチナホワイトは圧巻。ショートヘアをまとめてボリュームを出し、パンクロック風に仕上げている。
15. イスクラ・ローレンス/艶感のあるホワイトグレージュ
イスクラ・ローレンスは落ち着きのあるホワイトグレージュに。ブラントカットのロングヘアにビーチウェーブをかけ、艶感を出している。
16. セント・ヴィンセント/レトロなカーリーヘア
セント・ヴィンセントは、ニュアンスのあるシルバーブロンドのボブにタイトなカールを効かせて80年代風に。ふんわりと軽やかにスタイリングして。
17. ウィニー・ハーロウ/黒髪ベースのツートンカラー
ウィニー・ハーロウは黒髪をベースに、シルバーとのコントラストでダイナミックなスタイルに。
18. ハル・ベリー/ダークルーツで魅せるピクシーカット
シルバーとダークルーツのコンビネーションで魅せるのは、ハル・ベリー。ピクシーカットをサイドパートで深く分け、そのコントラストを引き立てている。
19. ブライス・ダナー/シルバー×ブロンドで立体感を演出
毛先にさりげなくブロンドを織り交ぜ、カーリーヘアにさらなる立体感を持たせたブライス・ダナー。
20. ヘレン・ミレン/70年代風ボリューミーヘア
ヘレン・ミレンのシルバーヘアはどこまでもファビュラス。ここではシグネチャーのロングヘアにボリュームを持たせ、ドラマティックに仕上げている。
Text: Audrey Noble Adaptation: Motoko Fujita
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