立民・蓮舫氏が東京都知事選に出馬 きょう午後会見 6月20日告示、7月7日投開票

2024年5月27日 06時00分
 立憲民主党の蓮舫参院議員(56)が、6月20日告示、7月7日投開票の東京都知事選に立候補する意向を固めた。27日午後に党本部で記者会見を開き、正式に出馬を表明する。参院東京選挙区の選出で知名度のある国会議員の蓮舫氏と、3選を目指す現職の小池百合子都知事(71)らが争う構図となれば、激しい選挙戦が展開される見通しだ。(大野暢子、山口哲人)※内容を随時更新しています。

蓮舫氏

 立民や共産党、市民団体などが統一候補の擁立に向けて2月に設置した選定委員会は、蓮舫氏の記者会見後に会合を開いて対応を協議し、蓮舫氏を統一候補とする方向で検討する。
 一方、立候補を正式に表明していない小池氏に対しては、28日に特別区長会や市長会の有志らが出馬を要請する予定。これを受け、小池氏は29日に開会する都議会での正式表明を軸に検討しているとみられる。
 自民党は独自候補の擁立を見送る方針で、既に都議会自民党は小池氏が立候補したら支援する方向性を確認。連立与党の公明党も支援に回る可能性がある。
 国会で野党第1党の立民は4月の衆院3補欠選挙で全勝。このうち東京15区では、自民が候補擁立を見送って9候補が乱立する中、立民の候補が小池氏が推した候補らを抑えて初当選した。今月26日投開票の静岡県知事選で立民などが推薦した新人が自民推薦候補らを破ったほか、同日の東京都議補選目黒区選挙区(被選挙数2)でも立民元職がトップ当選するなど勢いに乗っており、立民は都知事選に流れをつなげたい考えだ。
 蓮舫氏は報道キャスターを経て、2004年参院選で初当選し、現在4期目。旧民主党政権では行政刷新担当相、首相補佐官を歴任。旧民主党の流れをくむ民進党では代表を務めた。
 都知事選には、広島県安芸高田市の石丸伸二市長(41)らも立候補を表明している。

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