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料理家の松本日奈さんが、キッチンにまつわるあれこれをつづる連載「キッチンにひと工夫」。

今回は、旬の「モロヘイヤ」を使ったチヂミをご紹介します。

「モロヘイヤ」のレパートリーに加えてほしい!

6月中旬から夏が旬の「モロヘイヤ」。ぬめりが特徴の葉野菜です。

栄養価が高く、アンチエイジングや免疫力アップが期待できる優秀な野菜なのに、おひたしやお味噌汁、スープなどと調理法がかたよってしまいがち。

そこで私がおすするのは、たっぷりと使って「チヂミ」にすること

今時季のモロヘイヤは茎もやわらかいので、ざくざくと切って丸ごと使いましょう。

モロヘイヤと納豆のチヂミ

モロヘイヤ独特の青臭さが苦手な人もいますが、チヂミにすると気になりません。

同じねばねば同士で「納豆」を合わせたところ、いつもよりふっくらと焼けました。もちろん、納豆を入れなくてもOKですよ。

納豆を入れて撮るのを忘れてしまいました……

<材料(24㎝のフライパン1枚分)>

・モロヘイヤ…1袋
・納豆…1パック
・小麦粉…30g
・片栗粉…30g
・卵…1個
・水…100cc
・ごま油…小さじ1
・塩…少々

<つくり方>

1. ボウルに小麦粉と片栗粉、卵、塩、水を入れてよく混ぜる。

2. モロヘイヤは洗って2cm幅に切る(葉だけでなく茎も)。1に加えてよく混ぜる。

3. さらに納豆とごま油を加えて混ぜる。そのまま5分くらい置くと、モロヘイヤの葉がしんなりとしてなじむ。

4. 熱したフライパンに油を多めに引き、3の生地を流し入れて丸く平らにならす。

5. カリッと焼き色がついたらひっくり返してもう片面も焼く。そのまま皿にのせても、食べやすい大きさに切って取り分けても。

<ポイント>

刻んだモロヘイヤを混ぜてみて「つなぎが少ないな」と思ったら、少し水を足して調整してください。

小麦粉だけでもいいですが、片栗粉を入れることでカリッ&サクッと焼けます

酢じょうゆのほか、塩とごま油をつけて食べるのも美味しいですよ。おかずのもう1品や、おつまみにぴったりです。

この時季、わが家の食卓への登場頻度が高くなるこのチヂミ、ぜひ試してみてくださいね。ビールが進んでしまいますよ。

ビールが進んじゃって困るなぁ。カリっと美味しい「とうもろこしのチヂミ」

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