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撮影:竹内 章雄

梅雨時に雨が続くと、なんとなく体が冷えて調子が出ないことがあります。

そんなときのお助けメニューといえば、アツアツの「豚汁」。でも、根菜をたくさん使うのが手間なんだよな……と思っていたら、『和食屋が教える、旨すぎる一汁一飯 汁とめし』(主婦の友社)で最高のレシピを発見してしまいました。

著者である⽇本料理店「賛否両論」店主・笠原将弘さんによると、このレシピは新潟で大人気の豚汁専門店のつくり方を再現したものだそう。

使う野菜は、潔く「玉ねぎ」1種類だけ! ただしその量は、1人分につきまるごと1つ

この大量の玉ねぎが、まるでポタージュのように濃厚な甘みとうまみを生み出してくれるんです。

この1杯で大満足!「くたくた玉ねぎととうふの豚汁」のつくり方

<材料(2人分)>

  • 豚バラ薄切り肉…150g
  • 玉ねぎ…2個
  • 木綿豆腐…1丁
  • だし…300ml
  • 【A】みそ…大さじ2
  • 【A】白みそ…大さじ1
  • <つくり方>

    1. 玉ねぎは縦薄切りにする。とうふは半分に切って1cm厚さに切る。豚肉は5cm長さに切る。

    2. 鍋にだし、豚肉を入れて中火にかけ、肉をほぐしながら煮る。煮立ったらアクをしっかり除き、弱火にしてAをとき入れる。玉ねぎを広げて加え、とうふをあまり重ならないように並べ、ふたをして弱火のまま30分ほど煮る。

    3. とうふをくずさないようにしながら全体をまぜ合わせる。

    (『和食屋が教える、旨すぎる一汁一飯 汁とめし』54ページより引用)

    「たっぷりの玉ねぎを30分煮る」のがコツ

    笠原さんが「この店の豚汁を食べるためだけに新潟に行った」というのも納得の味は、豚肉やだし汁が隠れるほどたっぷりと玉ねぎを使うのが最大のポイント。

    煮汁が蒸発しないように鍋のふたをぴったりと閉じ弱火のまま30分ほどコトコトと煮込んでいきます。

    玉ねぎのうまみと水分が限界まで引き出され、一緒に煮た豚肉ととうふに染み込んだその味は、まさに絶品……!

    汁物とは思えない食べ応えで、この豚汁と白いごはんがあれば、もう大満足です。

    笠原さんがおっしゃる通り、日本食の原点である「汁とめし」の底力を実感するひと碗。

    使う食材は3つだけ、つくり方もとても簡単なので、低気圧で元気が出ないときにぜひ試してみてください。

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