全国各地、こだわりがつまったお部屋を訪ねるROOMIEの人気連載「みんなの部屋」。
2023年4月に出演してくれた松本さんご家族も、靴職人のアトリエ兼自宅として使われていた築47年の物件をリノベして、心地よい住まいへと生まれ変わらせた経験をお持ちです。
素人目には完璧に見えるお住まいですが、住み始めてから1年半を経て「もっと良くしたい」と思うポイントがいくつか見えてきたとのこと。久しぶりにお邪魔して、お話を伺いました。
どんな部分が未完成? 改修したい3つのポイント
こだわってセレクトされた家具のほかに、紗(すず)さんが描いたアートも飾られた素敵なお住まいで、編集部を迎えてくれた松本さんご家族。
歴史ある建物の良さと住みやすさを両立したこの空間に「未完成」なところがあるなんて……と思ってしまいますが、設備面で気になる部分も見えてきたようです。
1. 造作キッチンのステンレス天板
天窓から優しい光が差し込むキッチンに立つと、「なんだか気持ちが落ち着く」と紗さん。オリジ���ルのキッチンは使いやすさも抜群ですが、天板の仕上げだけは少し後悔しているそう。
鏡面仕上げなので、傷や水シミが目立つんです。ゆくゆくはこの家を賃貸にする可能性もあるので、汚れが目立たない仕上げにすればよかったな、と。(紗さん)
つや消しのヘアライン仕上げか、バイブレーション仕上げにしようと思っていたのに、施工会社さんにお願いするのを忘れていて(笑)。まめに拭き取ってはいるのですが、缶などを置き忘れると跡がついてしまいます。(悠さん)
2. 洗面スペースの天板と窓
この木の天板も傷がつきやすい。湿気がたまりやすい場所なので、耐久性も含めて気になっています。それから、洗面スペースとバスルームは既存の窓のままなので、冬は隙間風でかなり冷え込みます。ここは断熱性の高い窓にリフォームしたほうがよかったかも。(紗さん)
3. 2階の既存窓
続いて案内された2階の寝室を拝見して、思わず「素敵!」と声をあげた編集部。床の間には、悠さんの曽祖父母が営まれていたという精米業の仕事道具が置かれています。
広々とした空間と、あたたかな日差しが降り注ぐ4枚建ての大きな窓。「もっと良くしたい」ポイントなんてなさそうですが……。
日中は日が当たるので、「2階はいいか」って、あえて窓をリフォームしなかったんですよね。でも住んでみると、寒さと結露がすごかった。あとは外の音がけっこう入ってくる感じがしますね。(悠さん)
開口部が大きいせいか、特に冬の夜から明け方にかけて本当に冷え込みます。寝るときにオイルヒーターをつけるんですけど、気づくと窓が濡れていて……。4枚の引違い窓だと開け閉めも大変で噛み合わせ方を間違えると閉まらないんです。(紗さん)
青の壁紙が素敵な2階の洋間は紗さんがアトリエとして使っているスペース。ここの窓も手つかずのようで……。
娘が小さいときは、ここで寝かしつけてから作業したりしていたのですが、「寒いな」っていうのはすごく感じていました。(紗さん)
こちらは寝室よりも日当たりが悪いし。みんなの体調のことを考えると、ここもリフォームした方がよかったね。(悠さん)
メインスペースは二重窓で対策済み
2階の古い窓を起因とする寒さなどにお困りのおふたりですが、家族が長い時間を過ごすリビングダイニングは断熱性の高い状態にしておきたいと、1階のキッチンとリビングのみLIXILの内窓「インプラス」をつけて二重窓にしています。
既存の窓はガタつきもなくスムーズに開閉できたので、窓全体を交換する取替窓ではなく、より安価にリフォームできる内窓にしました。二重窓は窓と窓の間にできる空気層が大きいので、結露対策や防音の面でもより安心かなと。窓が2つになる分、開け閉めの手間はかかりますが、そこはある程度想定済みで。(悠さん)
私はどちらかというと、既存のアルミの窓枠のいかつい感じというか、主張の強さが気になっていました。キッチンの内窓はホワイト、リビングは柱の木になじむブラウンの窓枠にしたことで、部屋になじんだ気がします。(紗さん)
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ちなみに、リビングの二重窓のそばが二郎君(猫)のお気に入りスポット。よくここから外を眺めているのだとか。
壁を壊さない「新しい窓リフォーム」
松本さんのお宅のように築年数が経過している家は、どうしても窓に不具合が出やすいもの。サッシの歪みや腐食によって開閉しにくくなったり、光熱費がかさんでしまったりする可能性も……。
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リプラスの施工イメージ
提供:株式会社LIXIL
そこで編集部がオススメしたいのが、LIXILが展開する取替窓「リプラス」。既存の窓枠の上から新しい窓枠を取り付ける「カバー工法」を取り入れた、壁を壊さない画期的な窓リフォームです。
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提供:株式会社LIXIL
古くなった窓枠がカバーされるため見た目が良くなり、窓自体が新しくなることで開閉もスムーズに。窓ガラスの選択によって断熱性や防犯性も向上します。リフォーム後も十分な採光面積を確保できるため、家族が過ごす時間の長い居室には最適。
明るく、暑さ寒さの影響を受けにくく、快適でリラックスできる。そんな理想的なお部屋の実現を手助けしてくれるリフォームなのです。
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提供:株式会社LIXIL
さらに、隙間風が入りやすい「ガラスルーバー窓」を気密性の高い「すべり出し窓」に取り替える、「換気のできないFIX窓」を「開けられる窓」に取り替えるなど、窓のデザインを変更することも可能に。
バスルームの「ルーバー窓」や、玄関の「FIX窓」に不満があるという人にも、ぜひ知ってほしい選択肢です。
「窓全体を取り替えるなんて工事が大変そう」と思われるかもしれませんが、「リプラス」の工事はスピーディ。最短半日※で施工できるので、住みながらのリフォームでもストレスがありません。
※施工時間は、現場の状況によって異なります。
どの窓をどんな風にしてみたい?
じつは悠さんが建築関係のお仕事に関わっていることから、二重窓のメリットや工事のカンタンさはよくご存知だったお二人。
今回、新たに取替窓「リプラス」の魅力をご紹介したところ、既存の窓をこんな風にできたら──というイメージが浮かんだ様子です。
まず1階では、ほとんど「開かずの窓」になっているという洗面スペースとバスルームの窓。前述したとおり、隙間風や窓面からの冷気による寒さを感じている箇所です。
![](https://media.loom-app.com/roomie/dist/images/2024/02/BeforeAfter_SM7400-2.jpg?w=891)
提供:株式会社LIXIL
小さくても空間に与える影響が大きい洗面・バスルームの窓は、はじめての「リプラス」としてもオススメの場所。
![](https://media.loom-app.com/roomie/dist/images/2024/02/replus_BeforeAfter.jpg?w=891)
リプラスによる断熱効果を表したイメージ画像
提供:株式会社LIXIL
浴室仕様の窓で断熱性を高めれば室内の快適な温度を守れるだけでなく、急激な温度変化によって引き起こされるヒートショックの予防にもなり、家族の安心にも繋がるはず。
そしてもう一つ、今回の取材で「おうちの外観の改善」という新たな視点ができたと紗さんは話します。
アルミの窓枠の主張が強くて、外観が古っぽく見えるのが気になってはいたんです。賃貸にすることを考えると、外からの見た目も大事ですよね。「リプラス」は窓枠のデザインを選ぶことができるから、全体を統一した色味でそろえたいなという気持ちが出てきました。外からの見え方も素敵になりそう。(紗さん)
いっぽう悠さんは、これから改修するなら「まずは2階の寝室の窓」とのこと。
「リプラス」を入れたら、寝室は使い方がかなり変わりそうです。今は暑い寒い問題であまり使い切れていないけれど、居心地が良くなれば、そ��分過ごせる時間も増えるでしょうし。(悠さん)
4枚建ての大きな窓で、開け閉めが面倒なのが悩みでしたが、「リプラス」なら1枚はFIX窓にして、あとは引違い窓にするといったアレンジもできるんですね!
うちは来客が多くて、友人たちがよく泊まるんです。隣の家で義母がゲストハウスを運営しているので、そこから布団を借りてくることも。みんなに居心地よく過ごしてもらうためにも、いろいろやり変えていきたいと思っています。(紗さん)
いまなら補助金のサポートが受けられる!
以前はこの家を人に貸して、お気に入りの街で暮らすのもいいな……と思っていたそう。けれど、住むほどにこの家と、この街のよさに気づいたとおふたりは話します。
葛飾区は子育ての補助が手厚いし、近くに大きな公園があって、高速が近いので車も出しやすい。総合的にいいところがたくさんあるんです。(悠さん)
家族で長く住むことを考えると、補助金も積極的に活用して、窓などの設備をアップデートしていきたいですね。(紗さん)
紗さんの言う「補助金」とは、「先進的窓リノベ2024事業※」と呼ばれる制度のこと。既存住宅の窓を、省エネ効果の高い断熱窓に改修する費用に対して補助金がもらえる制度です。
補助対象工事の内容に応じて、1戸あたり、5万円から最大200万円までの補助金が交付されます。この制度を上手に活用すれば、家中の窓ストレスを解消するリフォームも現実味を帯びてきそう。
2024年2月には、マンションの窓にも施工できる新しいプランが登場した「リプラス」。大切な住まいと長く、楽しく付き合っていくための選択肢に、ぜひ加えてみてくださいね。
※対象工事期間は令和5年11月2日~令和6年12月31日。予算達成次第終了となります。
リプラス公式サイト[株式会社LIXIL]
Photographed by Kenya Chiba