ジンバル搭載で手ブレに強いし小型だし。持ち歩きたくなるビデオカメラを見つけたよ

今はスマホでも簡単に動画を撮影できる時代ですが、それだとバッテリーの消耗も気になるし、他の機能を利用していてすぐに使えないこともあったりして、ちょっと不便なんですよね。

できればビデオカメラが欲しいけど、大げさな装備になるのは嫌だし、難しい操作もしたくない。

「初心者でも扱いやすく、わざとらしくなく簡単に動画撮影ができるコンパクトなビデオカメラがあったら良いのにな〜」という人におすすめなのがコレ！

街歩きなどのカジュアルな撮影にピッタリ

DJI POCKET2　48,400円（税込）　※Amazone価格

そのアイテムというのが、「DJI POCKET2」です。

iPhone13と比べてみるとこの通り。コンパクトな大きさと軽さが際立つビデオカメラで、小さなバッグでも持ち運びやすいサイズ感です。

ポシェットにも入るくらい小さくて軽いので、持ち運びがしやすく、活躍の幅も広がります。旅行はもちろん、日帰り旅や街歩き、散歩の相棒にもピッタリ。

動画撮影初心者にとって動画撮影の第一関門とも言えるのが、「屋外で撮影するときの仰々しさ」ではないでしょうか。

実は筆者、カメラを構えているときにはまわりの目はそこまで気にならないのですが、動画撮影になった瞬間に周りの目を意識してしまうことが多く、「初心者なのにごめんなさい！」と萎縮してしまったりして、なんとも言えない気恥ずかしさに襲われるのです……。

でも、DJI POCKET2からはビデオカメラ特有のあの存在感があまり感じられないためか、気楽に楽しみながらカメラをまわすことができます。

持ち運びのしやすさが優秀ときたら、次に気になるのは機能面。DJI POCKET2は機能面も優秀です。難しい操作は必要なく、初心者でも扱いやすいのも嬉しいポイント。

とくに気に入っている機能3つ

電源オフの状態から撮影までのスピードが速く、動画も静止画もイケる

電源ボタンを押して実際に撮影するまでにかかる時間はほんの数秒。カメラを手に持ってさえいれば、撮りたい瞬間を逃しません。

下の写真はDJI POCKET2で撮影したものですが、室内での写真撮影もなかなか優秀。

個人的には、通常動画撮影と写真（静止画）撮影のほか、ハイパーラプスもおすすめです。写真をコマ送りさせたようなパラパラマンガのような動画が撮れるハイパーラプスは、料理を作るまでの過程、目的地までの移動中など、さまざまなシーンでつい撮影してしまいます。

握りやすい形状と手ブレ補正の優秀さ

歩きながらでも画面揺れを気にせずに撮影できるくらい手ブレに強いんです。ジンバルを搭載しているので、歩きながらでも揺れの少ない動画を撮影することができます。

特に上下揺れの軽減が優秀で、歩きながらでも滑らかな映像を撮影できます。カメラ画面を注視していなくてもそれなりの映像が撮れているのはすごいと思います。握りやすい形で持ちやすい（構えやすい）のも使いやすいです。

動画の保存が簡単

撮影した動画をスマホで視聴したい筆者にとって、スマホへの転送のしやすさはかなり重要。

DJI POCKET2は付属のアダプタを使用してスマホに連携させれば、すぐに画像をスマホへと転送することができます。SDカードを取り出してパソコンへ送って、それからスマホへ送らなければならないとなると、その時点でもう「面倒くさいな」と思ってしまうので、この手軽さはとてもありがたい機能です。

ただ、●●は数ヶ月使っても「まだ使いにくい……」と感じる

ボタン操作

数ヶ月使ってもまだ戸惑うのが、操作です。

たとえば、シャッター横のボタンはボタンを連続で押す回数によって機能が変わります。1回押しで写真・動画の切り替え、2回押しでカメラのセンタリング、3回押しでセルフィーモード切り替えといった具合です。

コンパクトさゆえにボタンの数が少なく、その代わりに押す回数で目的の操作を行うのですが、なかなか覚えきれません。

小さい画面とボタン

コンパクトなサイズ感の製品なので仕方ないのですが、画面が小さいので本体モニターで動画をしっかり確認するのが難しく感じます。

また、ボタンも小さいので手が大きめの人は少し取り扱いにくいかもしれません。

取り扱い

本体が熱くなるのが気になります。

たとえるなら充電しながらスマホゲームをしているときのような熱さ。特に問題はないのかもしれませんが、ちょっとだけ心配になることも……。

また、防塵・防水機能が搭載されていないので、アクションカメラのように使うのは難しそうです。

【結論】旅行やお出かけに“ちょうど良い”

筆者はDJI POCKET2を（写真の状態で）ガチャガチャのケースに収納して持ち運ぶことが多いです。

DJI POCKET2を使ってみて、動画撮影のハードルを下げるカメラというか、動画撮影のハードルの高さや苦手意識をあまり感じることなく、身構えることなく使える印象を受けました。

「より高画質な動画が撮りたい」「編集にもこだわりたいし、どうせならプロ使用のカメラが欲しい」「スキー場や海でも気にせずガンガン使いたい」という人よりも……

「スマホ感覚で撮影したい」「使い勝手を考えたら別媒体を用意しておこうかな」「常にバッグの隅っこに入れておいてどこにでも気軽に持ち運びたい」という人におすすめのビデオカメラだと思います。

決して安い金額ではないけれど、筆者のようにお出かけの記録やペットとの散歩の記録など、手軽な撮影をしたいと思っている人には“ハマる”カメラではないかと思います。