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スパークリング日本酒って飲んだことありますか? 世界中で日本酒が広まりつつあるなか、乾杯にぴったりのスパークリングタイプもじわじわ造り手が増えているんです。

とはいえ結構お値段が張るイメージで、なかなか気軽には飲めなかったのですが、ついに見つけました。 1,000円台でとってもおいしいスパークリング日本酒を!

銘柄は山梨県の「七賢」。シャンパンと同じ製法でつくられているので繊細な泡が魅力。ご褒美の一杯にぴったりです。

今回はこのお酒に合うペアリングデザートも教えてもらいました。

お米のシャンパンで2022年締めのご褒美タイム

七賢「スパークリング日本酒 山ノ霞(やまのかすみ)」360ml 1,100円(税込)

こちらがボトル。箔押しラベルから高級感が漂います。グラスに注いでみましょう。

瓶内二次発酵というシャンパンと同じ製法でつくられているので、コルクもシャンパンと同じ。杜氏はフランスに何度も通い製法を学んだそうです。

グラスに注ぐと乳白色のシュワシュワが。おいしそう……。

ゴクリ。一口飲んでみますとこれは、めっちゃなめらか〜

うすにごりならではのクリーミーさ、細かな泡が合わさって、口当たりが夢のようになめらか。香りは和梨や青りんごのような爽やかな甘さ、ハーブのような青いニュアンス。さらに麹のほっこりとした風味がふわっと広がります。ドライで上品なキレがあるので、食事にも合うはず。

ペアリングデザートはカンタンな「柚子ジュレのプリン」

この七賢スパークリングに合わせるデザート「柚子ジュレのプリン」のつくり方(めちゃくちゃ簡易バージョン!)を、酒蔵がある山梨県のレストラン「秀よし」の櫻井秀義シェフが教えてくれました。

柚子の香りと日本酒、最高の組み合わせです。

プリンとお酒のクリーミーさが重なってまろやか〜になったところで、シュワシュワの泡と柚子の酸味が後味をスーッとすっきりさせる。これでまたひとくちススミます。お酒がドライなので、プリンの甘さもよい塩梅です。

すごくカンタンにできるのに本格的なスイーツになるので、ぜひプチご褒美として一緒に試してみてほしいです。

柚子ジュレプリンのつくり方

〈材料〉(一人前)
・柚子…1個
・水…35ml
・砂糖…5g
・粉ゼラチン…1g(3倍の水でふやかしておく)
・柚子果汁…2g
・市販のプリン…1個
・市販のカラメルソース…適量

1.柚子を半分に切って果汁を絞る。皮は器に使うので残しておく。

2.柚子ジュレをつくる。水、ゼラチン、砂糖を合わせて火にかけ、ゼラチンが溶けたら柚子果汁を合わせる。冷え固まったら砕いてクラッシュゼリーにする。

3.市販のプリンを用意(おすすめはクリームが多いとろとろ系)。柚子の皮の器に盛り付ける。

4.プリンの上に柚子ジュレ、市販のカラメルソースをかける。

5.仕上げに柚子の皮のすりおろしをかけたら完成!

★レシピを教えてくれた人★
山梨県のレストラン「秀よし」 櫻井秀義シェフ

東京白金、南麻布の和食料亭での修業を経て、山梨県にある「リゾナーレ小淵沢」和食料理長に。北杜市の自然、水、食材に魅了され、2008年独立し「秀よし」オープン。

2022年おつかれさまでした。乾杯。

1,000円台のお酒なのに、とってもリッチな気持ちになりました。

個人的にはシャンパンやスパークリングワインよりも、スパークリング日本酒のほうが食事に合うんじゃないかと思います。なんといっても、お米のお酒ですからね。2022年の締めは、日本酒スパークリングで今年がんばった自分に乾杯しましょ。

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