ギズモード・ジャパンより転載。

廃棄食材をアップサイクルしたビール?

再利用した廃材や自然由来で土に還る素材が使われるなど、何かと「サステナブル(持続可能)」という言葉を耳にする昨今。クラフトビールにもその波がやって来ました。

それはなんと廃棄コーヒー豆や、サンドイッチの製造過程で出るパンの耳、製茶で弾かれた、そしてコロナ禍で余ってしまったイチゴといった材料をアップサイクルしたビール。醸造時にいろんな材料を混ぜると独特の味や香りが作れるビールですが、「そんなものまで?」って感じですよね。

個性豊かな5種類のビール

この「UPCYCLE B」と呼ばれるプロジェクトを牽引しているのは、ビールでお馴染みアサヒの傘下でサステナビリティー事業を担うアサヒユウアス株式会社。

ラインナップは5種類あります。台東区蔵前で出た廃棄コーヒー豆を原料に、スタウトビールを醸造した後に抽出したコーヒーを加えた、アルコール度数4.5%の「蔵前BLACK」。

サンドイッチの製造で切り落とされたパンの耳を乾燥し、フルーティーな味になった5.0%のヴァイツェン「蔵前WHITE」。

有名な狭山茶の製茶時に捨てられる茎の皮であるケバ茶を使い、水出し緑茶を加えた4.5%のIPA「狭山GREEN」。

そして千葉県山武市より、イチゴ狩りの観光客が減ったために残ったイチゴを冷凍保存し、ピンク色で4.5%になった「さんむRED」。愛知県豊田市の手摘みの茶葉から出る茎を使った「豊田AMBER」があります。

現在はアサヒユウアスのECサイトにて、各種6本セットが4,200円で予約できるようになっています。4種×6本詰め合わせだと飲み比べもできるので、ビール愛好家はお試しあれ。今後も思いもよらぬ廃棄食材でビールが作られそうです。家飲みのお楽しみが増えちゃいますね。

ビールに飽きたときには、1本160円で楽しめる本格的なノンアルワインもオススメ!

Source: YouTube (1, 2, 3, 4, 5), アサヒユウアス株式会社 (1, 2, 3) via

text by 岡本玄介

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