もてあました時間で、お気に入りのスニーカーを手入れしてみませんか?
第1弾は、昨年からじわじわ人気を集め、おしゃ家ソムリエおしゃ子にも登場している、ASICS TIGER(アシックスタイガー)の「GEL-LYTE III」。
30分程度で手入れできるので、ぜひ試してみてください。
「GEL-LYTE III」といえば、このシュータンですよね。
ベロが2つに分かれている“スプリットタン”と呼ばれる形状は、ベロがズレるのを防ぎつつ、甲への負担を軽減する役目を果たしてくれるんですね。
そして固形状のGELが入ったミッドソール。
1980年代前半に生まれたこのGELは、当時の「クッションといえばウレタン」という概念を越える素材だったんだとか。
改良を加えながら、30年近く経った今でもそのクッション性は抜群で、長時間の歩行をしっかりサポートしてくれます。
今日はこの辺りも重点的に手入れしましょう。
用意するもの
・歯ブラシ
・撥水スプレー
・レザー用保湿クリーム
・靴用クリーナー
・靴用ブラシ
・メラミンスポンジ
ASICS TIGERの「GEL-LYTE III」の手入れ方法
ケア前の写真
3ヶ月ほど、2日に1回の割合で履いていました。
オールホワイトということもあって、アッパーやソールに汚れが目立ちますね。
1.ホコリやチリを落とす
まずは靴用ブラシでサーッと全体のホコリやチリを落とします。化繊でできた“スプリットタン”の部分も、繊維の流れに沿ってブラッシングすれば、割と汚れが落ちます。
こちらのブラシは柔らかいナイロン製のもので、シューズショップでも比較的安価に手に入ります。
2.アッパーの手入れ
次にアッパーを手入れします。
「GEL-LYTE III」のアッパーはレザーなので、革靴用のクリーナーを使います。こちらはスーパーのレジ横にも置いてあったりして、手に入りやすいです。
布につけて使います。
3.細かいところの汚れを落とす
アッパー部分の履きジワなど、細かいところには布が入っていかないので、歯ブラシなどにクリーナーをつけて汚れを落としましょう。
レザーを傷めることがないように、筆者は柔らかい「江戸屋」の豚毛の歯ブラシを使っています。
4.ソールを徹底的に白くする
アッパー部分の汚れを落としたら、ソール回りに移ります。個人的にはソールは徹底的に白くあってほしいので、ここは強力な武器を使います。
それがメラミンスポンジ。細かい研磨剤の入ったスポンジで、水をつけて使います。手に入りやすい「激落ちくん」をハサミなどでカットして手入れしていきます。
5.踵部分のスタビライザーをきれいにする
踵部分のプラスチック製のスタビライザーもスポンジでこすっていきます。ゴシゴシ……。
しつこい汚れがあっという間に落ちました。ピカピカで気分が良くなります。
6.レザー保湿ローションで仕上げ
仕上げに入ります。レザーを長持ちさせるために、レザー保湿ローションを塗ります。サクランボくらいの大きさを布に取って、薄く塗布していきましょう。
乾いたら清潔な布で軽く磨くと、ツヤがでますよ。
7.撥水スプレーをかける
突然の雨対策として、撥水スプレーも吹きかけておきます。
筆者が使っているのはMARQUEE PLAYERの「4E」。いい香りです。
完成
仕上がりました。アッパーの部分は履きジワも含めて細かく汚れを落としたのでキレイになっています。
1990年にランニングシューズとして登場し、昨年25周年を迎えた「GEL-LYTE III」ですが、古くささを感じませんよね。このぽってりとしたフォルムがとても愛らしいです。
スニーカーも革靴同様、ケアすることによって長持ちしていきます。長く愛してあげましょうね。