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アイスランドの音楽といえば、世界的にもビョークシガー・ロスが有名ですよね。そんな彼らにインスピレーションを与えた、かわいいおばあちゃんがいたことをご存知でしょうか。

彼女の名前は、SIGRÍÐUR NÍELSDÓTTIR。なんと70歳になってから音楽をはじめました。きっかけは、娘からもらった電子キーボードとカセットレコーダー。もともと家族や友人のために作っていたのですが、そのうち評判を呼び、6年間の活動で作曲は約700曲、59枚のアルバムを制作しました。

そんなおばあちゃんの半生を彼女の音楽と共に追ったドキュメンタリー映画が『Grandma Lo-Fi』です。

トレーラーはこちら。

Grandma Lo-Fi – Trailer from Ingibjörg Birgisdóttir on Vimeo.


おばあちゃんも、音楽もとってもキュート!

現代の音楽はそのほとんどがHigh Fidelity、いわゆるHi-Fiと呼ばれるものです。録音時に発生するノイズやひずみを最小限に抑え、原音に忠実に再生されるように処理をしています。Lo-Fiはその逆。このおばあちゃんはマイクを使って録音して、音楽を表現してきました。

作曲、演奏、録音すべて彼女一人によるもの。もちろんCDのジャケットも手作りです。さらにおもしろいのが、キーボード以外にも家にあるキッチングッズを使って、水の流れる音や動物の鳴き声を楽曲に使用したことです。

出来上がる音楽はつい口ずさんでしまうような、キャッチーでポップなものばかり。日本公開の予定は今のところありませんが、英語字幕でならVimeoのVODで鑑賞できます。

トレーラーが気に入った方はぜひ本編もご覧ください。言葉がわからなくても大丈夫です。このドキュメンタリー映画は素敵な音楽であふれていますから。

Grandma Lo-Fi

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