オーレックス(AUREX) ワイヤレス カセットプレイヤー AX-W10C


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オーレックス(AUREX) ワイヤレス カセットプレイヤー AX-W10C


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商品の説明

◆ワイヤレスカセットプレイヤー
 Bluetooth送信機能搭載でワイヤレスイヤホンなどでカセットサウンドを聴くことができる
◆バーチャルサラウンド搭載
 臨場感あるサウンドを楽しめる
◆テープ録音
 外部入力端子搭載で外部音声機器の音声をテープに録音できる
◆外形寸法(幅)×(高さ)×(奥行)mm:94×121.5×33(突起物含む)
◆質量:約0.2kg(乾電池含まず)
※電池は付属されておりません。単三電池×2本(別売)

カスタマーレビュー

星5つ中3.8つ
5つのうち3.8つ
122グローバルレーティング

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Bluetoothスピーカーに接続出来るのがいいです
星5つ中4つ
Bluetoothスピーカーに接続出来るのがいいです
私の購入した個体も数日間使用で再生速度が速くなったので 裏蓋を開けて調整しました(保証対象外になります 自己責任で)電池消費が速く電池が少なくなると駆動時に負荷が掛かるのか再生ヘッドが低音ノイズを拾うようになるので乾電池での使用には向いてないと思います 値段の割には音は悪くないと思います Bluetoothスピーカー接続出来るのもよいです
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上位レビュー、対象国: 日本

2024年7月6日に日本でレビュー済み
スタイル: 1)コンパクトカセットプレイヤー/クリアタイプAmazonで購入
Amazonレビューで、再生速度が不安定、、ノイズが酷いだの、当たり外れの機体が多いだのと、いろんな酷評がありましたが、だったら最初から中古の機体でも良くない?
と自分は思い、値段も安くなっている事もあり、見た目の可愛さもあり、試しに買ってみたしたが、これがなかなかとても良いじゃありませんか♪
確かにノイズもありますし、再生速度も正確なのかは自分には正直分かりませんでしたが、
大事なのは音楽を楽しめる事。
これに尽きると思うのです。
あとはイヤホンとの相性とかもあるんでしょうがな、、、。ま、便利なオートリバースとかの機能はないですが、替わりにBluetoothなんかが使えちゃったりして。決して悪くないです。

不便さも楽しめる、カセットを自力でひっくり返す、、面倒臭がらずに、それがアナログなオーディオの世界のひとつのいわゆる楽しみ方でもありますからな
カセットテープのジャケット、ケース、インデックス、カラーリング等、全てがアートの世界に通じているような気がしてなりません。
このオーレックスには、、見る、聞く、楽しむがちゃんと揃っている、、もし、迷っているなら買いで間違いないでしょう
おススメはしたいですが、自分のように満足のいく個体に出会えるかは時の運ですので、もしかしたら、そこだけはこの製品のマイナスポイントなのかも知れません。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年6月26日に日本でレビュー済み
スタイル: 1)コンパクトカセットプレイヤー/クリアタイプAmazonで購入
再生速度が不安定、ワウ、ノイズが多いと聞いたので買いました。アナログ感が欲しかったので。この時代にカセットテーププレーヤーを買うというワクワク感も味わえました。問題なく動いています。この値段も良心的ですね。基本タイプ1のみ対応です。タイプ2も聞くことはできますが対応機と比べると音質は大分変わります。。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年6月10日に日本でレビュー済み
スタイル: 1)コンパクトカセットプレイヤー/クリアタイプAmazonで購入
Top notch! Reliable and clean sound (isn’t high but…).
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年5月21日に日本でレビュー済み
スタイル: 1)コンパクトカセットプレイヤー/クリアタイプAmazonで購入
※物凄く長いレビューのため閲覧注意! ホワイトver.の方で新規内容を追加しつつ読みやすくした要点版を別にレビューしているので、そちらを読んでもらった方がいいかもです

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<前書き>
 以前にTPS-R10というソニー製の古いカセットプレーヤーの動作不能品ジャンクを手に入れて動作するくらいにまで直したのですが、フレームやギアの歪みか何かでワウが酷かったので使用に耐えず、新品の本機を購入しました。CP13やWe are rewindでなく本機を選んだ理由は、カセットプレーヤーのお勉強用に分解前提として��入したからです。分解で壊れてしまっても金銭的に比較的ダメージが少ない、分解報告があって分解がやりやすいという2点が具体的な理由となります。

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<デザイン>
 角ばった印象が強いカセットプレーヤーの中でも、丸みを帯びた筐体に飾り気の少ないシンプルさを持ったモダンデザインです。表面がシボ加工のような処理がされていてざらッとしており、グリップ力が高く持ちやすいです。反面汚れがくっつきやすいので、綺麗に使うにはこまめな手入れが必要となります。

 最初は蓋が透けているクリアverを購入したのですが、クリアの蓋が思ったより傷つきやすいのと傷がかなり目立つためラフな使用が難しく、蓋がクリアでないホワイトverに乗り換えました。レビューはクリアver. のものとして投稿されているのに、添付している画像がホワイトver. のものなのはそういうことです。クリアver.は蓋の傷に注意です。

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<駆動音>
 私の個体は最初から2台とも駆動音は静かでした。駆動音は個体差あると思いますが、蓋がクリアでないホワイトver.の方が蓋による静音効果が高い気がします。テープ送り/戻し時の音の大きさはテープによって大分違います。本当に酷いテープはテープ送り/戻し中にテープの筐体がガタガタ揺れるほどで、下手すると抵抗によって途中で回転が止まるくらいです。これはテープの所為だと思います。一応、後述するキャプスタンプーリーのウェイト増で大分マシになってくれました。

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<電源>
 電源は単3電池2本 or USB-Cバスパワーです。1.2Vの充電池2本でも動作しますが、1.5V乾電池やUSB給電時よりも音のダイナミクスが落ち、音が少しやんわりとする感じがあります。一番ダイナミックに音を鳴らせるのはUSB給電時ですが、モバイルバッテリーを繋ぎながら携帯するのは割と大変です。

 乾電池駆動というのは時代遅れに思えますが、乾電池駆動できるというのは外出時だとかなり有利に働きます。乾電池は内蔵バッテリーと違い交換ができるので、途中でバッテリーが切れても予備の乾電池を持っていれば入れ替えるだけですぐ再使用ができます。1.2V充電池でも動けるので、充電しておいた予備の充電池をケースに入れて持ち歩けば外出時も安心です。モバイルバッテリーを繋いで持ち歩くよりも遥かに取り回しに優れます。今は単3電池型のリチウムバッテリー(1.5Vに降圧されていて、充電可能ながらも1.5Vを出力できる単3電池として使える USB端子から直接充電することも可能 値段は少し高め)もあったりするので、そういったものを使ってもいいと思います。USBで直接充電が出来て、本機が本来求めている1本あたり1.5Vという電圧を出せる、それでいてモバイルバッテリーのように嵩張ることもないという理想の電源ですが、それなりにお高いので数は揃えにくいと思います。せめて1組だけ持っておくと幸せになれるかもです。電圧の違いで音の質感を僅かに変えられるので、1.2V電池と1.5V電池を両方持っておいて使い分けるというのも通かと思います。

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<テープの再生速度・ワウフラッター対策について>
 テープの再生速度に関してですが、多少の変動は当然あります。これに関しては別に故障ではないと思います。本機のギア、グリスの状態、ゴムベルト・プーリー間の摩擦といった部分だけでなくテープリールの摺動なども関係します。本機のモーターパワーはそれほどでないっぽいので性能によるゴリ押しが難しく、分解を覚悟して本機内部のメンテナンスやオーバーホールをしたり、テープも信頼のおけるものを使ったりなどの努力が求められる感じはします。特にテープの問題が厄介で、本機の駆動系の伝達効率を幾ら良くしても回りの悪いテープを使っていては一向に改善しません。とりあえず言っておきたいのは、使用開始から数時間の慣らし運転でテープの再生速度はほぼ100%変わると思っていた方がいいです(前に持っていたクリアver.も今のホワイトver.も2台とも途中からスピードが変わっている)。本機にはモーターの速度制御回路が入っていて、速度調整用の可変抵抗を調整することで回転速度を調整できる作りです。が、これをユーザーが自由に調整できる作りにしていないのは製品として問題ありです。裏蓋を外したり可変抵抗を調整するのにメーカーによる固定ボンドを剥がさないといけないので、これは多分『分解』に抵触し保証が消えます。素晴らしい設計ですね(皮肉) カセットプレーヤーはシビアなバランスで成り立っている製品なので、適当に弄られ不調を起こされて難癖をつけられたらメーカー側もたまったものじゃないのは分かります。ただ全個体で速度制御を常に100%の精度でに完遂させるのは現実的に無理だと思いますし、可変抵抗をユーザーが自由に調整できるようにする設計はメーカー側としても要らないクレームを回避する手段となったのではないだろうかと思いますね。

 再生速度が周期的に変化することで起こるワウですが、自分がこの1か月見てきた中でワウ発生の要因の9割以上は「回りの悪い(回転時の抵抗が大きい)テープを使っていること」です。モーターパワー or ゴムベルト・プーリー間の摩擦がテープによる抵抗に負けているとも考えられ、回り難いテープだと本機のパワーでは回せません。逆を言えば、回りやすい質の良いテープを使うことでメンテやオーバーホール無しでも比較的安定して回せそうだなといった感触です。自分はマクセルの現行URを使用してますが、URは割と個体差がある感じです。自宅のCDラジカセ(CFD-S401)では性能でゴリ押せてますが、本機では一部安定して回すのが難しいテープもあります(といってもよっぽど酷くなければ案外いける)。回転ムラはテープによるところが大きい機種であるように感じました。

 自分が実践しているワウフラッター対策は次の3点です。

・キャプスタンプーリーを重くする(慣性モーメントを大きくする)
・ゴムベルト&プーリー間の摩擦強化
・駆動系モジュールのシャーシの制振

 駆動系内部のムラを減らして回転を安定させるために、純正グリスから均一に広がりやすい低粘性オイルに変えてスムーズに回るようにしたのですが、スムーズに回る=外乱により回転ムラを引き起こしやすい状態にもなっていて、上記2点は外乱によるワウ対策です。駆動系内部のムラをなくすだけでも良いと思っていたのですが、リールを回転させる際の負荷変動が割と大きい印象で(程度は回すテープによる)、それを上手いこと打ち消すための工夫が必要だと感じました。自分がグリスからオイルに変えたことが一因とも考えられますが、駆動系内部のムラが残ったままだとどっちにしろ回転ムラが起こるので、結局のところ両方やってあげないときちんとした効果は見込めないと思います。2点目は伝達効率を上げる意味合いが強いです。3点目は本機が動作する際に生じる微細な振動によるフラッター対策です。このアイデアの発想元はネットで見たFiio CP13の内部写真からで、CP13はスポンジではなく金属板みたいなパーツで行われていました(本当に制振用に付けられたパーツなのかは不明で、自分の勝手な推測です)。

 キャプスタンプーリーはきつめながらもただ軸(キャプスタン)にはまっているだけなので力技で抜けます(黒いシャーシの駆動系モジュールを筐体と分離してから抜いたほうがいい でないと両者の接合部のねじ穴がバカになるか、最悪割れる危険性がある)。プーリーが抜ければ銀色のウェイトが外せます。自分はM14の真鍮製ワッシャー(外径30mm、厚み2.6mm、10g)に換装し、キャプスタンプーリーの上に厚さ1mmのM4のステンレス製ワッシャー2枚(外径20mm&25mm 計5.4g)を貼り付けました。画像だと見えないですが、表面の25mmステンレスワッシャーの下に20mmステンレスワッシャーが収まっています。またステンレスワッシャーの分だけ高さが出て擦ってしまうようになったので、裏蓋に1mm程度の深さの窪みを掘る加工をしています(画像参照)。純正ウェイトは実測5.9gだったのでウェイトの重さが約2.6倍になっていて、これぐらいまで増やしてようやく音の輪郭のヨレが減ってピシッとするような変化が出てくれた感じがします。最初は真鍮ワッシャーだけだったのですが、10gだと変化を認識出来ないくらい効果が小さかったです。トルクも強化されたおかげか、テープ送り/戻し時でリールの回転がぎこちなかったテープもスムーズに回せるようになりました。ただ重くしすぎると回し始めでトラクション(プーリー・ベルト間の摩擦)が足りなくなる場合があり、ベルトがプーリーで滑ってしまい動いてくれなくなったりします(自分のもたまにテープ送り/戻し時に動かなかったりする 再生時だと大丈夫)。

 摩擦増加はプーリーの溝表面をやすりで粗く処理するだけでも効果が出ます。たまに出荷時点でベルトにグリスが付着している場合もあり(自分の個体ではあった)、これは摩擦を下げるので良くありません。ふき取れるならふき取るのが吉です。ちなみに自分は2段目のゴムベルトを僅かに短めのものに変更して摩擦を稼いでいます。これによってトラクションを稼ぎ、キャプスタンプーリーのウェイト増によるプーリー・ベルト間の滑りを改善しました。この摩擦は際限なく上げていいわけではなく、テープ送り/戻しの終端でギアとプーリーがロックされた時にゴムベルト(特に1段目のベルト)がある程度滑らないとモーターの回転までロックして焼ける危険性がありますし、摩擦が大きい(回り難くなる)とその分大きな回転トルクを必要とするので回るスピードが落ちたり、最悪回らなくなったりするかもしれません。本機の速度制御回路がモーターへ出力できる電圧&電流には上限があるので、モーターが発生できるトルクはそこで打ち止めです。ですが本機においてモーターと制御回路のどちらがボトルネックとなってるかとか、どこが一番安定をとれる動作点なのかとかを知るのは不可能なので、「結果よければ全てよし」の考えでやればいいです。性能向上に賭けて違うゴムバンドを購入して変えてみるのも、それはそれで楽しいものだと思います。

 フラッター対策ですが、CP13を参考にモーター真上に位置するところ、それと個人的に本機で振動が大きいと感じたキャプスタンプーリー付近とシャーシ中央付近3か所にウレタンスポンジを貼り付けて行っています。上端が筐体に押し付けられたスポンジがダンパーとして機能し、モーター及びシャーシの微細な振動を吸収・減衰させる、という目論見ですが、ほんの僅かですがスポンジに板を軽く押し付けた状態の方が低~中音の輪郭がピシッとします。ボーカルの伸び感が少し綺麗になる感じもあります。ただ気のせいかもしれないと思うほど小さい効果なので、真似する価値はあまりないと思います(笑) 後述するオペアンプ換装等で音質が良くなると恩恵を感じやすい気もするので、音質を上げられそうなことをとことんまでやり抜きたいという人はやってみてもいいかもしれません。

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<耐震性&姿勢変化時のテープ走行安定性、消去ヘッドの危険性について>
 耐震性、姿勢変化時のテープ走行安定性は多分普通の範囲です。姿勢が変わって重力の向きが変わればテープ内のたわみも走行ラインも変わるので、ポータブルカセットプレーヤーの宿命だと思います。使用に耐えないレベルではないので全然使えます。

 それより問題だと思ったのは、テープのたわみによって永久磁石式の消去ヘッド(左側にある青い方のヘッド)がテープの音を一部消してしまいかねない点です。腰ポーチに入れて歩いているぐらいの振動でも起こり得ます(自分はショッピングモールを散策中に音が一部消えました)。自分は録音した自作テープでしか今の所聴いてないのでダメージは少ないですが、これが市販のテープや昔録音した貴重なテープだったらシャレになりません。なので自分は消去ヘッドを取っ払いました。ねじで止まっているだけなので外すのは簡単ですが、消去ヘッドのねじにアクセスするには中の黒い駆動系モジュールを分解し表に引っ張り出さないといけません。また消去ヘッドを取っ払ってしまうと、録音時に元々のテープの音を消去することができなくなるので要注意です。本機の録音を使わないなら関係ありませんが。

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<録音機能>
 比較対象となるCDラジカセ(CFD-S401)を手に入れてから分かりましたが��本機の録音性能はかなり悪いです。特に厳しいのが音の歪みが起こらない音量レベルの許容量が低いこと、また音の歪まない音量レベルだと録音時のノイズに負けてしまいやすいことの2点です。低音の利得が妙に低いのも気になった点です。CFD-S401は交流バイアス方式、本機は直流バイアス方式という録音方式なのですが、録音時のS/N比の違いは歴然としています。ただ本機の録音性能が低いからこそ問題点も多く、それゆえに試せること、学べることが多かったのは事実です。ノイズが多い中でどうやって音楽をハイファイに聴こえるようにイコライジングするべきか、そういったところは本機でかなり勉強させてもらいました。学習用という意味で触れてみるのは個人的にも全然アリだと思います。専門的知識が身につくとは思えませんが、基礎のほぼ全ては本機で学べるでしょう。

 面白いなと思ったのが、同じテープでも個体差があることでかっちり音が決まるものと音が何となくぼや~っとするものがあることです。テープのリールの回りやすさの違いによって生じるものだと思いますが、記録媒体でもはっきり音の違いがあります。こういうところがアナログらしくて好きです。テープによって録音する曲を選ぶと良さげですね。

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<Bluetooth出力について>
 今時のプレーヤーらしくBluetooth出力が可能です。が、通信強度が結構低く屋外での使用は厳しいと言わざるを得ません。都会での安定した屋外使用は100%無理だと断言してもいいと思います。自宅で本機をリモコンのようにして遠くのスピーカーに音を飛ばすとかなら使えます。ですが自宅でも全域をカバーするのは非常に厳しく、本機と相手が同じ部屋にあるくらいでないと使えません。

 半ばやけくそで70cmくらいの導線をパターンにはんだ付けしてアンテナ線を延長し強化する作戦に出ましたが、一応2~2.5倍くらい通信距離&強度を伸ばせました。自宅でも階違いで使えるまでになり、家のほぼ全体をカバーできるようになったので大分便利になっています。ただ、ここまでやっても屋外利用はかなり厳しく、屋外で本機の音をBluetoothで飛ばすならBluetoothトランスミッターを併用しない限り実用は無理と判断しました。導線は折り畳んでからテープで板ガム形状に固め、電池ボックスと基板&モジュール間の微妙な隙間に収める形にしました(画像参照 半田部分はパターンが小さく弱いので、パターンごと剥がれないようにレジンで保護&固定)。スマートな出来とは言えないですが、これが一番分解しやすい形な気がします。本機を振っても動かないくらいしっかり嵌っているので、メカ部分の駆動の邪魔もしません。

 但し上のやり方には注意点があり、裏蓋を被せて導線が回路に押し付けられるくらい近づくと、浮遊容量によるものか導線が回路上のノイズを拾い音に混じってしまいます(導線がない時から微妙にあるが、それに加えて「ププププ」と細かいビープ音みたいな音が混じる 割と大き目の音)。接続安定性にもある程度影響している感じもします。回路から出っ張っている素子の上に導線が通ると押し付けられやすくなりノイズが酷くなる傾向にあるので、素子を避けるように這わせるのがコツです。上手く這わせれば、無音時でもほぼノイズが分からなくなるくらいにできます(画像に写っているのがその時の這わせ方です 一応参考までに)。導線の長さとか張り方によって安定性に違いが出てくると思うので、他の方がやって自分と同等の効果が出るかは保証できません。自分はアンテナ設計の心得ゼロの人間なので、その辺に関する正確なアドバイスもできないです。真似する際は自己責任で。

 あと本機はAVRCP対応と説明書の仕様に書いてありますが、本機の操作は全てアナログなのでBluetoothで操作をコントロールできる部分が1つもなく、AVRCPがほぼ死んでいます(トラック情報を相手機器に送る際はAVRCPを利用するので、そっちは機能するのかも 自分は未確認)。ワイヤレスオーディオからの操作は一切受け付けないので注意です。一応ワイヤレスオーディオ製品の中には一時停止が実質ミュートとなっているものもあり、そういった機種なら音を止めることはできるでしょう。その場合でも音が流れなくなるだけで本機の再生が止まるわけでないので注意が必要です。

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<アジマス調整・消磁について>
 テープの走行面と水平面上の再生ヘッドの角度をアジマスと呼び、その角度を調整することをアジマス調整と呼ぶらしいのですが、その調整が本機は簡単にできるようになっています。録再ヘッド(中央にある銀色の方のヘッド)の左下に少し丸い窪みが設けられていて、そこからドライバーを差し込んでアジマス調整用のねじ(左側の方)を回すことでアジマスを調整できる作りです。分解不要のため誰にでもできますが、ここにもメーカーによる固定ボンドがあるので、ここの調整もおそらく保証が切れます。スピード調整用の可変抵抗よりは重要度低いですけど、ここも自由に変えられるようにしてほしいですね。そもそもどの行為までが保証切れにならないのかについてメーカーから情報がないことに問題があります。アジマス調整のねじを回す行為すらアウトならマジで何もできないんですが、、、

 カセットプレーヤーは使っているうちにテープの磁気が移って磁化してしまうらしく、磁化が酷くなると録音・再生で悪影響が出るらしいのでたまに消磁することが必要らしいです。確かにテープを入れながらの長時間慣らし運転の直後はかなり音が曇っていて、消磁後は音が思いっきりスッキリしたのを体感しています。カセットプレーヤーのヘッド消磁の機材としてヘッドイレーサーというのがありますが、ヘッドに近づけられる消磁器であれば何でもいいわけなので、永久磁石を利用した消磁器を自作して使うのもアリです(自分は100均の小さいネオジム磁石で自作したものを使ってます)。自作した消磁器でヘッド表面を傷つけないように注意は必要となります。

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<音質・サー音の程度、コンデンサ&オペアンプ換装による音質変化>
・駆動系慣らし
・オーバーホール(分解後もとのグリスの洗浄&ふき取り、グリスを低粘性・低摩擦性のオイル(タミヤのオイルペンを使用)に変更、軸受けの注油のし直し、ついでに消去ヘッドの撤去)
・真鍮&ステンレスワッシャーを用いてキャプスタンプーリーのウェイト重量を約2.6倍に増加
・ゴムベルト・プーリー間の摩擦確保(プーリー溝やすり処理&2段目ゴムベルトを僅かに短いものに変更)
・駆動系シャーシの振動を吸収するダンパーとしてウレタンスポンジを各所に配置
・慣らし&オーバーホールに伴い高速化したテープスピードの調整
・アジマス調整

の以上を行った個体でUSB給電しながらノーマルポジションカセットを再生した際の音質ですが、割といい音が出ています。音楽機らしく色の強いビビッドな音質特性で今時の音楽も楽しく鳴らすことができ、現行の音楽プレーヤーとしても通用します。マクセルの現行URテープにCFD-S401で録音したもので聴いてますが、音の揺れやビヨつきはゼロといってもよく、ワウフラッターを全く知覚できないレベルで再生できています。ヒスノイズによる音汚しがカセットプレーヤーである本機の音の味で、S/N比を逆に高めようとするデジタルプレーヤーではこの音の質感を出せません。ヒスノイズ(ホワイトノイズ)は集中を促せる音だと言われますが、それは聴き障りのない心地よい音であるとも解釈できると思うんですよね。このヒスノイズが音を聴き心地の良いものに変えているような印象で、古き良きアナログサウンドたらしめるものは“適量のヒスノイズ”なんじゃないかと自分は思っています。

 音質では流石にDAP相手には敵いません。オーディオスペックがそれなりに高くともS/N比が低ければ音のレンジや立体感、解像度の何もかもを損失するので、S/N比がDAPより圧倒的に低いカセットプレーヤーがDAPに勝てる見込みはほぼないです。S/N比はともかく音を奏でる力は8千円近い音楽機らしくそれなりにあるので、スマホ相手であれば音質で同等、楽しく音楽を鳴らせる素質からリスニング性で多少勝る感じです。まあそれもワウフラッターが知覚出来ないレベルにまで持っていければの話ですが。

 ノーマルポジションカセット再生時の感想ですが、サー音はそこそこです。本機で録音したテープだとノイズまみれですが、販売されているミュージックテープやそれなりの機材で録音したテープだと無音時にしかノイズは聞こえませんし、それもカセットプレーヤーの「味」に思えるほどほどの量で大した悪印象は持ちません。サー音の量はほとんどテープ次第ですね。

 DAP世代の自分から見た意見ですが、カセットプレーヤーのヒスノイズを限界まで減らすことをしなくてもいいじゃないかと考えています。上述したように、昔ながらのアナログサウンドたらしめる最大の要素はヒスノイズなんじゃないかと感じたからです。また本機の音のワウフラッターを低減させる過程で、本機の音の不安定な部分を取り除いていくほどデジタルの音に近づいていくようにも感じられ、極限まで音の粗を潰したらデジタルとしてもアナログとしても半端な音になるように思えます。ワウフラッターは正直不快にしか感じられなかったので極力減らした方がいいとは思いましたが、ヒスノイズに関しては敢えて残す選択をしていいです。アナログサウンドがデジタルサウンドより音質が劣るのは当たり前で、それを認められたところからアナログサウンドの理解が始まると思います。とことん良い音はDAPに任せて、カセットテープならではのあまり良くない音を楽しむのが、今のカセットプレーヤーの在り方なんじゃないでしょうか。

 ちなみに本機にはバーチャルサラウンド機能があります。ホールでの公演を録音したような音源では感動的な音が出てくれました。空間の音響を含めたレコーディング音源で活きてくる印象ですね。それ以外では強い違和感を生じさせやすいので扱いが極めて難しいです。今時の曲だとライブ音源でない限り高確率で喧嘩してしまうと思います。ライブ音源でどうぞ。

 どんなオペアンプがのっているんだろうと思って基板を見たら、GS8632というSOP-8の単電源2回路オペアンプICが実装されていました。データシートを読んだ限りでは特段普通の汎用オペアンプで、オーディオ用のオペアンプとしての知名度は皆無です。秋月電子でも取り扱っていません。データシートにTHD+Nの記載はなかったのですが、VND(Voltage Noise Density:電圧雑音密度)は13nV/rtHz@1kHz(TYP)、GBP(Gain- Bandwidth Product:利得帯域幅積)は6MHz(TYP)、SR(Slew Rate:スルーレート)は4.2V/us(TYP)と、オーディオ用の高性能オペアンプと比べたらやっぱり性能は良くないです。音がもやっとしていてピシッと締まらないのは、オペアンプの性能の低さも原因の1つなのでしょうね。

 ところで、再生ヘッドの左右チャネル(R,L端子)とリファレンス(VREF端子)の間に470pF(471)のコンデンサを入れて高域特性を改善したという方の作例の写真を見たことがあります。調べたところ、高周波ノイズ除去のために再生ヘッド直近にRC並列回路によるローパスフィルタを構成したカセットデッキが多く存在しているようで、本機の基板でもC72&R65、C73&R67によって左右両方のチャネルでローパスフィルタが実装されています。作例はここのコンデンサの値を変化させて(C72,C73からの置き換え)、カットオフ周波数を引き上げることで高域特性を変えていると思われます。実際にC72,73、R65,67を基板から外しテスター(SANWA PM3)で測ってみるとそれぞれ1nF、22kΩに近い値を示していたので(素子が極小サイズゆえに再はんだ付けは精密な作業となるので注意)、この数値でカットオフ周波数を計算すると約7.23kHzとなります。調べたカセットデッキは皆20kHz近くとなるように設計されていたので、本機は抑え目の設計なのかもなと思います。強いローパス設計を逆手にとって、ドルビー環境で録音されたテープが聴きやすいバランスでまとまる、ということはあり得るのかもしれません(私はそういうテープを持っていないので実際に聴いて確かめてはないですが)。

 というわけで自分も真似してやってみたのですが(実測値約450pFの331(330pF)セラミックコンデンサを2つ使用 カットオフ周波数は約16kHz@450pF 公称値なら約22kHz@330pF +40%という高誤差率のものだが、その誤差でどこまで音が変わり得るかなんて聞いてみないと分からないのでとりあえず採用 結局これで落ち着いた)、高音が前よりも明らかにシャキッと出ています。クリアネスが上がって空間の見通しが良くなりました。音場も広がって音の情報量(特に高音域)も増えましたし、フィルタによる可聴域成分の減衰量が落ちたおかげか全体的に音圧が増してパワフ���に鳴るようになりました。また自身の目でコンデンサの容量値がきっちり揃ったものを選んだおかげか、左右チャネルのバランスが本当の意味でしっかり揃った感じがあり(位相変化も関係ある?)、音の定位がかなり安定しました。定位が改善したことで、音及び音場にいい具合の立体感が出ています。一言で総評すれば、いい塩梅でHiFi感が音にプラスされる感じですね。ヘッド直近のローパスフィルタを構成するコンデンサの値を変えるだけで音がワンランク上がります。保証を捨てる覚悟がある人は是非ともやってみてほしいです。音信号ラインの最序段にあたるローパスフィルタなので、高性能オペアンプに換えるつもりのある人はやっておくといいかもしれません。但しC72,73は外さないと逆効果になる(後付けのコンデンサと並列接続になるので合成容量が大きくなってしまう)ので、1mm程度のチップコンデンサを基板から外す心得と道具が必要です。できる方は自己責任でどうぞ。基板背面にヘッドの電圧を見るためのテストポイントがあるので、そこに後付けのコンデンサをはんだ付けすると楽かと思います。自分が参考にした作例もそうされていましたし、自分もそうすることにしました。ローパスフィルタの効きを弱めることで音楽の音圧だけでなくヒスノイズの量も若干増えるので、そこは注意ポイントです。

 本機はオペアンプとしてGS8632が搭載されていると話しましたが、これをTEXAS INSTRUMENTのLME49721に換装してみることにしました。LME49721を選んだ理由ですが、本機の回路のオペアンプ動作電圧が実測2.19V(1.2V乾電池、1.5V乾電池、USB給電のいずれの駆動においてもこの電圧値で一定)ということで2.2Vという低電圧でも動作させられるもの、かつ2回路のSOP-8 ICであるもの、かつオーディオ用に作られているもの、以上3項目を満たすもので秋月電子で取り扱っているのがこのLME49721しかなかったからです。本機が再生用のアンプ回路はU2、U3の2つのICを用いて構成されていたので(U4は録音時のアンプ回路に用いており、再生用としては使っていない)、ここの2つのGS8632をLME49721に換装しました。

 ちなみにオーディオ製品でオペアンプICを換装するのは今回初めてだったので結果にワクワクしていたのですが、予想を遥かに超えるレベルで音が良くなりました。良くなっている部分が多すぎて語るのが難しいのですが、一番の変化は低域のドライブ力の大幅改善だと自分は思います。レンジも広がっている感じがしますが、低音のアタック感が劇的に増します。特に中低域のリッチ感と伸び感が素晴らしいです。ボーカルの伸びも良くなる感じがあります。低音がショボい原因はオペアンプ GS8632が大きかったようですね。後は音のダイナミクスの向上、ノイズ減少等の改善も見られ、自宅のCDラジカセ SONY CFD-S401と比較しても音質差はほとんどなくなったと思います。音をHiFiに仕立てるサウンドエフェクトの巧みさで低解像度のイヤホン・ヘッドホンだとS401の方が音質が良く聴こえるものの、すっきりした出音のイヤホン・ヘッドホンなら本機の方が音質が良く聴こえます。相性問題で優劣が覆るまでに差は縮まりました。オペアンプをハイグレード品に換装することで劇的な音質向上効果が見込めますが、それも本機がどれだけ安定してテープを再生できるかで印象は大きく変わると思います。幾ら音質が良くなっても、音が変に揺れていたら喜びも半減します。しっかり安定して再生できる状態にまで持っていってから、最後の締めとしてオペアンプを換装してあげてください。

 メカ部分も含めて大分手を入れましたが、この音質でポータブルカセットプレーヤーでも高音質とされるFiio CP13にどこまで肉薄できているのか気になりますね。CP13の音を試聴しておらず自分は知らないので、いつか試聴してみたいものです。外見は完全にWalkyなのにCP13並の音質を持っていたらロマンありません?

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<持ち歩き用のホルダーを試作>
 DAPのようにポケットに入れられるサイズじゃないので外でどう持ち歩こうかを考え、100均で買える手帳型のカードケース&ゴム紐を加工し、腰装着可能なホルダーを試作してみました(画像参照 使用感を確認する用の試作品のため、見た目はご容赦ください)。伸縮するゴム紐でモバイルバッテリーごと本機を固定し、ホルダー裏にベルトを通して装着するような感じです。ボタンの所が空いているので、腰に装着したまま操作できるようにしてあります。見た目はショボいですがきちんと機能はしてくれて、持ち歩きで大変便利に使えています。ホルダーに収めたまま手で持って操作することも普通にできます。こういうものの既製品って売ってないのでDIYするしかないんですよね。試作品がとりあえずいい感じなので、今度は見た目が整ったものを作ってやりたいですね。自分は内蔵バッテリーで駆動するAUX入力対応のBluetoothトランスミッターも持っているので、それも併せて収められるものを作って持ち歩けるようになれば、Bluetoothによるリスニングもより安定しそうです。アンテナ線を延長してまで接続安定性をブーストした意味とはいったいなんだったのか、、、

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<総評>
 修理し損ねたジャンクTPS-R10を除いて本機からまともにカセットプレーヤーを触るDAP世代の自分ですが、カセットプレーヤーって面白いなと思いました。機械仕掛けで動くものゆえに至る部品に機能や性能との結びつきを強いところ、機械の構造と機能がリンクして見えるところに、自分は強い魅力を感じました。機械部分に調整の手を入れると、それがしっかりと音に反映されるんですよね。ミニ〇駆のように手を入れていくと段々と良くなっていく様がとても面白いですし、それが結果として音質の良さとして表れるのが嬉しくもあり、楽しくもあります。同時に、オーディオ回路の性能だけでは到底音質が決まらないカセットプレーヤーにシビアさを感じました。テープへの録音も楽しい作業で、デジタルオーディオではほぼ意識しないところにも配慮して音を調整するのは新鮮でしたし、音の追い込み作業自体も過程も音として実際に体感できるので苦ではなく楽しいものでした。カセットプレーヤーについてネットで色々と調べつつやっていましたがディープな内容が多く、調べ物自体も楽しかったです。製品の性質的にメーカーが100%完璧な状態で出荷できる保証がないものである以上、自分で色々弄ろう・突き詰めようと思える人でないとカセットプレーヤーを使いこなすのは難しい気もします。それがアナログなカセットプレーヤーの難しさであり、同時に奥深さ、楽しさなのでしょうね。音質的にエントリーDAPに勝てる見込みはないですが、この1か月はDAPを使わず本機だけで音楽を聴くくらいのめり込めましたし、使っていて楽しいと思えるものはやっぱり強いなと改めて感じました。

 もちろん、この時代にカセットプレーヤーというレトロスタイルで音楽を楽しむ行為そのものも乙なものです。というか、こっちこそが本機の本命なのだと思います。ただ、ある程度自分で対処しようと思う姿勢を持てないと楽しむことすら難しいかもしれないというのが、カセットプレーヤーど素人の自分が思う正直な感想です。やっぱり、結果が良くない(きちんと動作しない)と楽しむ余裕ができないんですよね。ちょっとのきっかけで具合がおかしくなるのがカセットプレーヤーだということは、この1か月でよーく分かりました。まあ本機が安物だったからという可能性はありますけど、カセットプレーヤーである以上は如何なる機種でも多少の覚悟が必要かと思います。カセットプレーヤーは部品の精度と組み立ての丁寧さで性能が決まるといっていいので、「高いものほどきちんと品質管理されている」という安直な考え方にのっとれば、本機より1万円以上高いCP13やWe are rewindの方が初心者向けで安全だと思います。お安い本機は自分で分解・オーバーホール・改造できる人向けですね。メーカー側も安い製品に多大な人間コストをかけてられないでしょうよ。とはいえAUREXは名の知れたオーディオブランドなので、生産性よりも実用性を優先した名折れしない製品作りをしてほしかった気持ちはあります。この点に関しては私も他の方と同意見です。

 カセットプレーヤーど素人なので正確な評価ができると思っていませんが、素人なりに本機は危険性を孕んでいると強く感じたために☆1評価とします。少なくても保証期間の1年間はユーザーが調節しながら問題なく使いきれるような設計を目指してほしいという点、強い振動時に消去ヘッドがテープの音を不意に消してしまう危険性があると感じられたため、それを完璧に防げる策を講じてほしい点の2点をしっかり改善してほしいと思います。Bluetooth性能は「導線でアンテナ線を伸ばす」という力技で無理やり改善できなくもないですが、どっちにしろ屋外利用は厳しいことに変わりなく、またそれによって保証は確実に消え去りますし、既製品の時点でかなり実用範囲が絞られるというのはマイナスです。これらは工場による組み立て精度の問題というよりも設計段階の問題に思えたので、容赦なく評価を落としました。ですが、本機でもってカセットプレーヤーの楽しさを教えてくれたことに対する感謝の気持ちもちゃんとありますし、問題の多い本機だからこそ学べること、考えさせられることは割と多かったと思います。個人的に本機を「完成品」として他人に薦めようと思えないですが、「素体」としてならほどほどの品質と安さの両面からオススメできます。通な人はオペアンプを変えてみるのもいいでしょう。自分のようにカセットプレーヤーとは何たるかを実習形式で勉強したい方もどうぞ。製品として優良とは言えませんが悪すぎもしないので、きっといい教材となるはずです。素体や教材としてなら星4評価ですね。
カスタマー画像
5つ星のうち1.0 カセットプレーヤーど素人から見たAX-W10
2024年5月21日に日本でレビュー済み
※物凄く長いレビューのため閲覧注意! ホワイトver.の方で新規内容を追加しつつ読みやすくした要点版を別にレビューしているので、そちらを読んでもらった方がいいかもです

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<前書き>
 以前にTPS-R10というソニー製の古いカセットプレーヤーの動作不能品ジャンクを手に入れて動作するくらいにまで直したのですが、フレームやギアの歪みか何かでワウが酷かったので使用に耐えず、新品の本機を購入しました。CP13やWe are rewindでなく本機を選んだ理由は、カセットプレーヤーのお勉強用に分解前提として購入したからです。分解で壊れてしまっても金銭的に比較的ダメージが少ない、分解報告があって分解がやりやすいという2点が具体的な理由となります。

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<デザイン>
 角ばった印象が強いカセットプレーヤーの中でも、丸みを帯びた筐体に飾り気の少ないシンプルさを持ったモダンデザインです。表面がシボ加工のような処理がされていてざらッとしており、グリップ力が高く持ちやすいです。反面汚れがくっつきやすいので、綺麗に使うにはこまめな手入れが必要となります。

 最初は蓋が透けているクリアverを購入したのですが、クリアの蓋が思ったより傷つきやすいのと傷がかなり目立つためラフな使用が難しく、蓋がクリアでないホワイトverに乗り換えました。レビューはクリアver. のものとして投稿されているのに、添付している画像がホワイトver. のものなのはそういうことです。クリアver.は蓋の傷に注意です。

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<駆動音>
 私の個体は最初から2台とも駆動音は静かでした。駆動音は個体差あると思いますが、蓋がクリアでないホワイトver.の方が蓋による静音効果が高い気がします。テープ送り/戻し時の音の大きさはテープによって大分違います。本当に酷いテープはテープ送り/戻し中にテープの筐体がガタガタ揺れるほどで、下手すると抵抗によって途中で回転が止まるくらいです。これはテープの所為だと思います。一応、後述するキャプスタンプーリーのウェイト増で大分マシになってくれました。

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<電源>
 電源は単3電池2本 or USB-Cバスパワーです。1.2Vの充電池2本でも動作しますが、1.5V乾電池やUSB給電時よりも音のダイナミクスが落ち、音が少しやんわりとする感じがあります。一番ダイナミックに音を鳴らせるのはUSB給電時ですが、モバイルバッテリーを繋ぎながら携帯するのは割と大変です。

 乾電池駆動というのは時代遅れに思えますが、乾電池駆動できるというのは外出時だとかなり有利に働きます。乾電池は内蔵バッテリーと違い交換ができるので、途中でバッテリーが切れても予備の乾電池を持っていれば入れ替えるだけですぐ再使用ができます。1.2V充電池でも動けるので、充電しておいた予備の充電池をケースに入れて持ち歩けば外出時も安心です。モバイルバッテリーを繋いで持ち歩くよりも遥かに取り回しに優れます。今は単3電池型のリチウムバッテリー(1.5Vに降圧されていて、充電可能ながらも1.5Vを出力できる単3電池として使える USB端子から直接充電することも可能 値段は少し高め)もあったりするので、そういったものを使ってもいいと思います。USBで直接充電が出来て、本機が本来求めている1本あたり1.5Vという電圧を出せる、それでいてモバイルバッテリーのように嵩張ることもないという理想の電源ですが、それなりにお高いので数は揃えにくいと思います。せめて1組だけ持っておくと幸せになれるかもです。電圧の違いで音の質感を僅かに変えられるので、1.2V電池と1.5V電池を両方持っておいて使い分けるというのも通かと思います。

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<テープの再生速度・ワウフラッター対策について>
 テープの再生速度に関してですが、多少の変動は当然あります。これに関しては別に故障ではないと思います。本機のギア、グリスの状態、ゴムベルト・プーリー間の摩擦といった部分だけでなくテープリールの摺動なども関係します。本機のモーターパワーはそれほどでないっぽいので性能によるゴリ押しが難しく、分解を覚悟して本機内部のメンテナンスやオーバーホールをしたり、テープも信頼のおけるものを使ったりなどの努力が求められる感じはします。特にテープの問題が厄介で、本機の駆動系の伝達効率を幾ら良くしても回りの悪いテープを使っていては一向に改善しません。とりあえず言っておきたいのは、使用開始から数時間の慣らし運転でテープの再生速度はほぼ100%変わると思っていた方がいいです(前に持っていたクリアver.も今のホワイトver.も2台とも途中からスピードが変わっている)。本機にはモーターの速度制御回路が入っていて、速度調整用の可変抵抗を調整することで回転速度を調整できる作りです。が、これをユーザーが自由に調整できる作りにしていないのは製品として問題ありです。裏蓋を外したり可変抵抗を調整するのにメーカーによる固定ボンドを剥がさないといけないので、これは多分『分解』に抵触し保証が消えます。素晴らしい設計ですね(皮肉) カセットプレーヤーはシビアなバランスで成り立っている製品なので、適当に弄られ不調を起こされて難癖をつけられたらメーカー側もたまったものじゃないのは分かります。ただ全個体で速度制御を常に100%の精度でに完遂させるのは現実的に無理だと思いますし、可変抵抗をユーザーが自由に調整できるようにする設計はメーカー側としても要らないクレームを回避する手段となったのではないだろうかと思いますね。

 再生速度が周期的に変化することで起こるワウですが、自分がこの1か月見てきた中でワウ発生の要因の9割以上は「回りの悪い(回転時の抵抗が大きい)テープを使っていること」です。モーターパワー or ゴムベルト・プーリー間の摩擦がテープによる抵抗に負けているとも考えられ、回り難いテープだと本機のパワーでは回せません。逆を言えば、回りやすい質の良いテープを使うことでメンテやオーバーホール無しでも比較的安定して回せそうだなといった感触です。自分はマクセルの現行URを使用してますが、URは割と個体差がある感じです。自宅のCDラジカセ(CFD-S401)では性能でゴリ押せてますが、本機では一部安定して回すのが難しいテープもあります(といってもよっぽど酷くなければ案外いける)。回転ムラはテープによるところが大きい機種であるように感じました。

 自分が実践しているワウフラッター対策は次の3点です。

・キャプスタンプーリーを重くする(慣性モーメントを大きくする)
・ゴムベルト&プーリー間の摩擦強化
・駆動系モジュールのシャーシの制振

 駆動系内部のムラを減らして回転を安定させるために、純正グリスから均一に広がりやすい低粘性オイルに変えてスムーズに回るようにしたのですが、スムーズに回る=外乱により回転ムラを引き起こしやすい状態にもなっていて、上記2点は外乱によるワウ対策です。駆動系内部のムラをなくすだけでも良いと思っていたのですが、リールを回転させる際の負荷変動が割と大きい印象で(程度は回すテープによる)、それを上手いこと打ち消すための工夫が必要だと感じました。自分がグリスからオイルに変えたことが一因とも考えられますが、駆動系内部のムラが残ったままだとどっちにしろ回転ムラが起こるので、結局のところ両方やってあげないときちんとした効果は見込めないと思います。2点目は伝達効率を上げる意味合いが強いです。3点目は本機が動作する際に生じる微細な振動によるフラッター対策です。このアイデアの発想元はネットで見たFiio CP13の内部写真からで、CP13はスポンジではなく金属板みたいなパーツで行われていました(本当に制振用に付けられたパーツなのかは不明で、自分の勝手な推測です)。

 キャプスタンプーリーはきつめながらもただ軸(キャプスタン)にはまっているだけなので力技で抜けます(黒いシャーシの駆動系モジュールを筐体と分離してから抜いたほうがいい でないと両者の接合部のねじ穴がバカになるか、最悪割れる危険性がある)。プーリーが抜ければ銀色のウェイトが外せます。自分はM14の真鍮製ワッシャー(外径30mm、厚み2.6mm、10g)に換装し、キャプスタンプーリーの上に厚さ1mmのM4のステンレス製ワッシャー2枚(外径20mm&25mm 計5.4g)を貼り付けました。画像だと見えないですが、表面の25mmステンレスワッシャーの下に20mmステンレスワッシャーが収まっています。またステンレスワッシャーの分だけ高さが出て擦ってしまうようになったので、裏蓋に1mm程度の深さの窪みを掘る加工をしています(画像参照)。純正ウェイトは実測5.9gだったのでウェイトの重さが約2.6倍になっていて、これぐらいまで増やしてようやく音の輪郭のヨレが減ってピシッとするような変化が出てくれた感じがします。最初は真鍮ワッシャーだけだったのですが、10gだと変化を認識出来ないくらい効果が小さかったです。トルクも強化されたおかげか、テープ送り/戻し時でリールの回転がぎこちなかったテープもスムーズに回せるようになりました。ただ重くしすぎると回し始めでトラクション(プーリー・ベルト間の摩擦)が足りなくなる場合があり、ベルトがプーリーで滑ってしまい動いてくれなくなったりします(自分のもたまにテープ送り/戻し時に動かなかったりする 再生時だと大丈夫)。

 摩擦増加はプーリーの溝表面をやすりで粗く処理するだけでも効果が出ます。たまに出荷時点でベルトにグリスが付着している場合もあり(自分の個体ではあった)、これは摩擦を下げるので良くありません。ふき取れるならふき取るのが吉です。ちなみに自分は2段目のゴムベルトを僅かに短めのものに変更して摩擦を稼いでいます。これによってトラクションを稼ぎ、キャプスタンプーリーのウェイト増によるプーリー・ベルト間の滑りを改善しました。この摩擦は際限なく上げていいわけではなく、テープ送り/戻しの終端でギアとプーリーがロックされた時にゴムベルト(特に1段目のベルト)がある程度滑らないとモーターの回転までロックして焼ける危険性がありますし、摩擦が大きい(回り難くなる)とその分大きな回転トルクを必要とするので回るスピードが落ちたり、最悪回らなくなったりするかもしれません。本機の速度制御回路がモーターへ出力できる電圧&電流には上限があるので、モーターが発生できるトルクはそこで打ち止めです。ですが本機においてモーターと制御回路のどちらがボトルネックとなってるかとか、どこが一番安定をとれる動作点なのかとかを知るのは不可能なので、「結果よければ全てよし」の考えでやればいいです。性能向上に賭けて違うゴムバンドを購入して変えてみるのも、それはそれで楽しいものだと思います。

 フラッター対策ですが、CP13を参考にモーター真上に位置するところ、それと個人的に本機で振動が大きいと感じたキャプスタンプーリー付近とシャーシ中央付近3か所にウレタンスポンジを貼り付けて行っています。上端が筐体に押し付けられたスポンジがダンパーとして機能し、モーター及びシャーシの微細な振動を吸収・減衰させる、という目論見ですが、ほんの僅かですがスポンジに板を軽く押し付けた状態の方が低~中音の輪郭がピシッとします。ボーカルの伸び感が少し綺麗になる感じもあります。ただ気のせいかもしれないと思うほど小さい効果なので、真似する価値はあまりないと思います(笑) 後述するオペアンプ換装等で音質が良くなると恩恵を感じやすい気もするので、音質を上げられそうなことをとことんまでやり抜きたいという人はやってみてもいいかもしれません。

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<耐震性&姿勢変化時のテープ走行安定性、消去ヘッドの危険性について>
 耐震性、姿勢変化時のテープ走行安定性は多分普通の範囲です。姿勢が変わって重力の向きが変わればテープ内のたわみも走行ラインも変わるので、ポータブルカセットプレーヤーの宿命だと思います。使用に耐えないレベルではないので全然使えます。

 それより問題だと思ったのは、テープのたわみによって永久磁石式の消去ヘッド(左側にある青い方のヘッド)がテープの音を一部消してしまいかねない点です。腰ポーチに入れて歩いているぐらいの振動でも起こり得ます(自分はショッピングモールを散策中に音が一部消えました)。自分は録音した自作テープでしか今の所聴いてないのでダメージは少ないですが、これが市販のテープや昔録音した貴重なテープだったらシャレになりません。なので自分は消去ヘッドを取っ払いました。ねじで止まっているだけなので外すのは簡単ですが、消去ヘッドのねじにアクセスするには中の黒い駆動系モジュールを分��し表に引っ張り出さないといけません。また消去ヘッドを取っ払ってしまうと、録音時に元々のテープの音を消去することができなくなるので要注意です。本機の録音を使わないなら関係ありませんが。

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<録音機能>
 比較対象となるCDラジカセ(CFD-S401)を手に入れてから分かりましたが、本機の録音性能はかなり悪いです。特に厳しいのが音の歪みが起こらない音量レベルの許容量が低いこと、また音の歪まない音量レベルだと録音時のノイズに負けてしまいやすいことの2点です。低音の利得が妙に低いのも気になった点です。CFD-S401は交流バイアス方式、本機は直流バイアス方式という録音方式なのですが、録音時のS/N比の違いは歴然としています。ただ本機の録音性能が低いからこそ問題点も多く、それゆえに試せること、学べることが多かったのは事実です。ノイズが多い中でどうやって音楽をハイファイに聴こえるようにイコライジングするべきか、そういったところは本機でかなり勉強させてもらいました。学習用という意味で触れてみるのは個人的にも全然アリだと思います。専門的知識が身につくとは思えませんが、基礎のほぼ全ては本機で学べるでしょう。

 面白いなと思ったのが、同じテープでも個体差があることでかっちり音が決まるものと音が何となくぼや~っとするものがあることです。テープのリールの回りやすさの違いによって生じるものだと思いますが、記録媒体でもはっきり音の違いがあります。こういうところがアナログらしくて好きです。テープによって録音する曲を選ぶと良さげですね。

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<Bluetooth出力について>
 今時のプレーヤーらしくBluetooth出力が可能です。が、通信強度が結構低く屋外での使用は厳しいと言わざるを得ません。都会での安定した屋外使用は100%無理だと断言してもいいと思います。自宅で本機をリモコンのようにして遠くのスピーカーに音を飛ばすとかなら使えます。ですが自宅でも全域をカバーするのは非常に厳しく、本機と相手が同じ部屋にあるくらいでないと使えません。

 半ばやけくそで70cmくらいの導線をパターンにはんだ付けしてアンテナ線を延長し強化する作戦に出ましたが、一応2~2.5倍くらい通信距離&強度を伸ばせました。自宅でも階違いで使えるまでになり、家のほぼ全体をカバーできるようになったので大分便利になっています。ただ、ここまでやっても屋外利用はかなり厳しく、屋外で本機の音をBluetoothで飛ばすならBluetoothトランスミッターを併用しない限り実用は無理と判断しました。導線は折り畳んでからテープで板ガム形状に固め、電池ボックスと基板&モジュール間の微妙な隙間に収める形にしました(画像参照 半田部分はパターンが小さく弱いので、パターンごと剥がれないようにレジンで保護&固定)。スマートな出来とは言えないですが、これが一番分解しやすい形な気がします。本機を振っても動かないくらいしっかり嵌っているので、メカ部分の駆動の邪魔もしません。

 但し上のやり方には注意点があり、裏蓋を被せて導線が回路に押し付けられるくらい近づくと、浮遊容量によるものか導線が回路上のノイズを拾い音に混じってしまいます(導線がない時から微妙にあるが、それに加えて「ププププ」と細かいビープ音みたいな音が混じる 割と大き目の音)。接続安定性にもある程度影響している感じもします。回路から出っ張っている素子の上に導線が通ると押し付けられやすくなりノイズが酷くなる傾向にあるので、素子を避けるように這わせるのがコツです。上手く這わせれば、無音時でもほぼノイズが分からなくなるくらいにできます(画像に写っているのがその時の這わせ方です 一応参考までに)。導線の長さとか張り方によって安定性に違いが出てくると思うので、他の方がやって自分と同等の効果が出るかは保証できません。自分はアンテナ設計の心得ゼロの人間なので、その辺に関する正確なアドバイスもできないです。真似する際は自己責任で。

 あと本機はAVRCP対応と説明書の仕様に書いてありますが、本機の操作は全てアナログなのでBluetoothで操作をコントロールできる部分が1つもなく、AVRCPがほぼ死んでいます(トラック情報を相手機器に送る際はAVRCPを利用するので、そっちは機能するのかも 自分は未確認)。ワイヤレスオーディオからの操作は一切受け付けないので注意です。一応ワイヤレスオーディオ製品の中には一時停止が実質ミュートとなっているものもあり、そういった機種なら音を止めることはできるでしょう。その場合でも音が流れなくなるだけで本機の再生が止まるわけでないので注意が必要です。

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<アジマス調整・消磁について>
 テープの走行面と水平面上の再生ヘッドの角度をアジマスと呼び、その角度を調整することをアジマス調整と呼ぶらしいのですが、その調整が本機は簡単にできるようになっています。録再ヘッド(中央にある銀色の方のヘッド)の左下に少し丸い窪みが設けられていて、そこからドライバーを差し込んでアジマス調整用のねじ(左側の方)を回すことでアジマスを調整できる作りです。分解不要のため誰にでもできますが、ここにもメーカーによる固定ボンドがあるので、ここの調整もおそらく保証が切れます。スピード調整用の可変抵抗よりは重要度低いですけど、ここも自由に変えられるようにしてほしいですね。そもそもどの行為までが保証切れにならないのかについてメーカーから情報がないことに問題があります。アジマス調整のねじを回す行為すらアウトならマジで何もできないんですが、、、

 カセットプレーヤーは使っているうちにテープの磁気が移って磁化してしまうらしく、磁化が酷くなると録音・再生で悪影響が出るらしいのでたまに消磁することが必要らしいです。確かにテープを入れながらの長時間慣らし運転の直後はかなり音が曇っていて、消磁後は音が思いっきりスッキリしたのを体感しています。カセットプレーヤーのヘッド消磁の機材としてヘッドイレーサーというのがありますが、ヘッドに近づけられる消磁器であれば何でもいいわけなので、永久磁石を利用した消磁器を自作して使うのもアリです(自分は100均の小さいネオジム磁石で自作したものを使ってます)。自作した消磁器でヘッド表面を傷つけないように注意は必要となります。

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<音質・サー音の程度、コンデンサ&オペアンプ換装による音質変化>
・駆動系慣らし
・オーバーホール(分解後もとのグリスの洗浄&ふき取り、グリスを低粘性・低摩擦性のオイル(タミヤのオイルペンを使用)に変更、軸受けの注油のし直し、ついでに消去ヘッドの撤去)
・真鍮&ステンレスワッシャーを用いてキャプスタンプーリーのウェイト重量を約2.6倍に増加
・ゴムベルト・プーリー間の摩擦確保(プーリー溝やすり処理&2段目ゴムベルトを僅かに短いものに変更)
・駆動系シャーシの振動を吸収するダンパーとしてウレタンスポンジを各所に配置
・慣らし&オーバーホールに伴い高速化したテープスピードの調整
・アジマス調整

の以上を行った個体でUSB給電しながらノーマルポジションカセットを再生した際の音質ですが、割といい音が出ています。音楽機らしく色の強いビビッドな音質特性で今時の音楽も楽しく鳴らすことができ、現行の音楽プレーヤーとしても通用します。マクセルの現行URテープにCFD-S401で録音したもので聴いてますが、音の揺れやビヨつきはゼロといってもよく、ワウフラッターを全く知覚できないレベルで再生できています。ヒスノイズによる音汚しがカセットプレーヤーである本機の音の味で���S/N比を逆に高めようとするデジタルプレーヤーではこの音の質感を出せません。ヒスノイズ(ホワイトノイズ)は集中を促せる音だと言われますが、それは聴き障りのない心地よい音であるとも解釈できると思うんですよね。このヒスノイズが音を聴き心地の良いものに変えているような印象で、古き良きアナログサウンドたらしめるものは“適量のヒスノイズ”なんじゃないかと自分は思っています。

 音質では流石にDAP相手には敵いません。オーディオスペックがそれなりに高くともS/N比が低ければ音のレンジや立体感、解像度の何もかもを損失するので、S/N比がDAPより圧倒的に低いカセットプレーヤーがDAPに勝てる見込みはほぼないです。S/N比はともかく音を奏でる力は8千円近い音楽機らしくそれなりにあるので、スマホ相手であれば音質で同等、楽しく音楽を鳴らせる素質からリスニング性で多少勝る感じです。まあそれもワウフラッターが知覚出来ないレベルにまで持っていければの話ですが。

 ノーマルポジションカセット再生時の感想ですが、サー音はそこそこです。本機で録音したテープだとノイズまみれですが、販売されているミュージックテープやそれなりの機材で録音したテープだと無音時にしかノイズは聞こえませんし、それもカセットプレーヤーの「味」に思えるほどほどの量で大した悪印象は持ちません。サー音の量はほとんどテープ次第ですね。

 DAP世代の自分から見た意見ですが、カセットプレーヤーのヒスノイズを限界まで減らすことをしなくてもいいじゃないかと考えています。上述したように、昔ながらのアナログサウンドたらしめる最大の要素はヒスノイズなんじゃないかと感じたからです。また本機の音のワウフラッターを低減させる過程で、本機の音の不安定な部分を取り除いていくほどデジタルの音に近づいていくようにも感じられ、極限まで音の粗を潰したらデジタルとしてもアナログとしても半端な音になるように思えます。ワウフラッターは正直不快にしか感じられなかったので極力減らした方がいいとは思いましたが、ヒスノイズに関しては敢えて残す選択をしていいです。アナログサウンドがデジタルサウンドより音質が劣るのは当たり前で、それを認められたところからアナログサウンドの理解が始まると思います。とことん良い音はDAPに任せて、カセットテープならではのあまり良くない音を楽しむのが、今のカセットプレーヤーの在り方なんじゃないでしょうか。

 ちなみに本機にはバーチャルサラウンド機能があります。ホールでの公演を録音したような音源では感動的な音が出てくれました。空間の音響を含めたレコーディング音源で活きてくる印象ですね。それ以外では強い違和感を生じさせやすいので扱いが極めて難しいです。今時の曲だとライブ音源でない限り高確率で喧嘩してしまうと思います。ライブ音源でどうぞ。

 どんなオペアンプがのっているんだろうと思って基板を見たら、GS8632というSOP-8の単電源2回路オペアンプICが実装されていました。データシートを読んだ限りでは特段普通の汎用オペアンプで、オーディオ用のオペアンプとしての知名度は皆無です。秋月電子でも取り扱っていません。データシートにTHD+Nの記載はなかったのですが、VND(Voltage Noise Density:電圧雑音密度)は13nV/rtHz@1kHz(TYP)、GBP(Gain- Bandwidth Product:利得帯域幅積)は6MHz(TYP)、SR(Slew Rate:スルーレート)は4.2V/us(TYP)と、オーディオ用の高性能オペアンプと比べたらやっぱり性能は良くないです。音がもやっとしていてピシッと締まらないのは、オペアンプの性能の低さも原因の1つなのでしょうね。

 ところで、再生ヘッドの左右チャネル(R,L端子)とリファレンス(VREF端子)の間に470pF(471)のコンデンサを入れて高域特性を改善したという方の作例の写真を見たことがあります。調べたところ、高周波ノイズ除去のために再生ヘッド直近にRC並列回路によるローパスフィルタを構成したカセットデッキが多く存在しているようで、本機の基板でもC72&R65、C73&R67によって左右両方のチャネルでローパスフィルタが実装されています。作例はここのコンデンサの値を変化させて(C72,C73からの置き換え)、カットオフ周波数を引き上げることで高域特性を変えていると思われます。実際にC72,73、R65,67を基板から外しテスター(SANWA PM3)で測ってみるとそれぞれ1nF、22kΩに近い値を示していたので(素子が極小サイズゆえに再はんだ付けは精密な作業となるので注意)、この数値でカットオフ周波数を計算すると約7.23kHzとなります。調べたカセットデッキは皆20kHz近くとなるように設計されていたので、本機は抑え目の設計なのかもなと思います。強いローパス設計を逆手にとって、ドルビー環境で録音されたテープが聴きやすいバランスでまとまる、ということはあり得るのかもしれません(私はそういうテープを持っていないので実際に聴いて確かめてはないですが)。

 というわけで自分も真似してやってみたのですが(実測値約450pFの331(330pF)セラミックコンデンサを2つ使用 カットオフ周��数は約16kHz@450pF 公称値なら約22kHz@330pF +40%という高誤差率のものだが、その誤差でどこまで音が変わり得るかなんて聞いてみないと分からないのでとりあえず採用 結局これで落ち着いた)、高音が前よりも明らかにシャキッと出ています。クリアネスが上がって空間の見通しが良くなりました。音場も広がって音の情報量(特に高音域)も増えましたし、フィルタによる可聴域成分の減衰量が落ちたおかげか全体的に音圧が増してパワフルに鳴るようになりました。また自身の目でコンデンサの容量値がきっちり揃ったものを選んだおかげか、左右チャネルのバランスが本当の意味でしっかり揃った感じがあり(位相変化も関係ある?)、音の定位がかなり安定しました。定位が改善したことで、音及び音場にいい具合の立体感が出ています。一言で総評すれば、いい塩梅でHiFi感が音にプラスされる感じですね。ヘッド直近のローパスフィルタを構成するコンデンサの値を変えるだけで音がワンランク上がります。保証を捨てる覚悟がある人は是非ともやってみてほしいです。音信号ラインの最序段にあたるローパスフィルタなので、高性能オペアンプに換えるつもりのある人はやっておくといいかもしれません。但しC72,73は外さないと逆効果になる(後付けのコンデンサと並列接続になるので合成容量が大きくなってしまう)ので、1mm程度のチップコンデンサを基板から外す心得と道具が必要です。できる方は自己責任でどうぞ。基板背面にヘッドの電圧を見るためのテストポイントがあるので、そこに後付けのコンデンサをはんだ付けすると楽かと思います。自分が参考にした作例もそうされていましたし、自分もそうすることにしました。ローパスフィルタの効きを弱めることで音楽の音圧だけでなくヒスノイズの量も若干増えるので、そこは注意ポイントです。

 本機はオペアンプとしてGS8632が搭載されていると話しましたが、これをTEXAS INSTRUMENTのLME49721に換装してみることにしました。LME49721を選んだ理由ですが、本機の回路のオペアンプ動作電圧が実測2.19V(1.2V乾電池、1.5V乾電池、USB給電のいずれの駆動においてもこの電圧値で一定)ということで2.2Vという低電圧でも動作させられるもの、かつ2回路のSOP-8 ICであるもの、かつオーディオ用に作られているもの、以上3項目を満たすもので秋月電子で取り扱っているのがこのLME49721しかなかったからです。本機が再生用のアンプ回路はU2、U3の2つのICを用いて構成されていたので(U4は録音時のアンプ回路に用いており、再生用としては使っていない)、ここの2つのGS8632をLME49721に換装しました。

 ちなみにオーディオ製品でオペアンプICを換装するのは今回初めてだったので結果にワクワクしていたのですが、予想を遥かに超えるレベルで音が良くなりました。良くなっている部分が多すぎて語るのが難しいのですが、一番の変化は低域のドライブ力の大幅改善だと自分は思います。レンジも広がっている感じがしますが、低音のアタック感が劇的に増します。特に中低域のリッチ感と伸び感が素晴らしいです。ボーカルの伸びも良くなる感じがあります。低音がショボい原因はオペアンプ GS8632が大きかったようですね。後は音のダイナミクスの向上、ノイズ減少等の改善も見られ、自宅のCDラジカセ SONY CFD-S401と比較しても音質差はほとんどなくなったと思います。音をHiFiに仕立てるサウンドエフェクトの巧みさで低解像度のイヤホン・ヘッドホンだとS401の方が音質が良く聴こえるものの、すっきりした出音のイヤホン・ヘッドホンなら本機の方が音質が良く聴こえます。相性問題で優劣が覆るまでに差は縮まりました。オペアンプをハイグレード品に換装することで劇的な音質向上効果が見込めますが、それも本機がどれだけ安定してテープを再生できるかで印象は大きく変わると思います。幾ら音質が良くなっても、音が変に揺れていたら喜びも半減します。しっかり安定して再生できる状態にまで持っていってから、最後の締めとしてオペアンプを換装してあげてください。

 メカ部分も含めて大分手を入れましたが、この音質でポータブルカセットプレーヤーでも高音質とされるFiio CP13にどこまで肉薄できているのか気になりますね。CP13の音を試聴しておらず自分は知らないので、いつか試聴してみたいものです。外見は完全にWalkyなのにCP13並の音質を持っていたらロマンありません?

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<持ち歩き用のホルダーを試作>
 DAPのようにポケットに入れられるサイズじゃないので外でどう持ち歩こうかを考え、100均で買える手帳型のカードケース&ゴム紐を加工し、腰装着可能なホルダーを試作してみました(画像参照 使用感を確認する用の試作品のため、見た目はご容赦ください)。伸縮するゴム紐でモバイルバッテリーごと本機を固定し、ホルダー裏にベルトを通して装着するような感じです。ボタンの所が空いているので、腰に装着したまま操作できるようにしてあります。見た目はショボいですがきちんと機能はしてくれて、持ち歩きで大変便利に使えています。ホルダーに収めたまま手で持って操作することも普通にできます。こういうものの既製品って売ってないのでDIYするしかないんですよね。試作品がとりあえずいい感じなので、今度は見た目が整ったものを作ってやりたいですね。自分は内蔵バッテリーで駆動するAUX入力対応のBluetoothトランスミッターも持っているので、それも併せて収められるものを作って持ち歩けるようになれば、Bluetoothによるリスニングもより安定しそうです。アンテナ線を延長してまで接続安定性をブーストした意味とはいったいなんだったのか、、、

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<総評>
 修理し損ねたジャンクTPS-R10を除いて本機からまともにカセットプレーヤーを触るDAP世代の自分ですが、カセットプレーヤーって面白いなと思いました。機械仕掛けで動くものゆえに至る部品に機能や性能との結びつきを強いところ、機械の構造と機能がリンクして見えるところに、自分は強い魅力を感じました。機械部分に調整の手を入れると、それがしっかりと音に反映されるんですよね。ミニ〇駆のように手を入れていくと段々と良くなっていく様がとても面白いですし、それが結果として音質の良さとして表れるのが嬉しくもあり、楽しくもあります。同時に、オーディオ回路の性能だけでは到底音質が決まらないカセットプレーヤーにシビアさを感じました。テープへの録音も楽しい作業で、デジタルオーディオではほぼ意識しないところにも配慮して音を調整するのは新鮮でしたし、音の追い込み作業自体も過程も音として実際に体感できるので苦ではなく楽しいものでした。カセットプレーヤーについてネットで色々と調べつつやっていましたがディープな内容が多く、調べ物自体も楽しかったです。製品の性質的にメーカーが100%完璧な状態で出荷できる保証がないものである以上、自分で色々弄ろう・突き詰めようと思える人でないとカセットプレーヤーを使いこなすのは難しい気もします。それがアナログなカセットプレーヤーの難しさであり、同時に奥深さ、楽しさなのでしょうね。音質的にエントリーDAPに勝てる見込みはないですが、この1か月はDAPを使わず本機だけで音楽を聴くくらいのめり込めましたし、使っていて楽しいと思えるものはやっぱり強いなと改めて感じました。

 もちろん、この時代にカセットプレーヤーというレトロスタイルで音楽を楽しむ行為そのものも乙なものです。というか、こっちこそが本機の本命なのだと思います。ただ、ある程度自分で対処しようと思う姿勢を持てないと楽しむことすら難しいかもしれないというのが、カセットプレーヤーど素人の自分が思う正直な感想です。やっぱり、結果が良くない(きちんと動作しない)と楽しむ余裕ができないんですよね。ちょっとのきっかけで具合がおかしくなるのがカセットプレーヤーだということは、この1か月でよーく分かりました。まあ本機が安物だったからという可能性はありますけど、カセットプレーヤーである以上は如何なる機種でも多少の覚悟が必要かと思います。カセットプレーヤーは部品の精度と組み立ての丁寧さで性能が決まるといっていいので、「高いものほどきちんと品質管理されている」という安直な考え方にのっとれば、本機より1万円以上高いCP13やWe are rewindの方が初心者向けで安全だと思います。お安い本機は自分で分解・オーバーホール・改造できる人向けですね。メーカー側も安い製品に多大な人間コストをかけてられないでしょうよ。とはいえAUREXは名の知れたオーディオブランドなので、生産性よりも実用性を優先した名折れしない製品作りをしてほしかった気持ちはあります。この点に関しては私も他の方と同意見です。

 カセットプレーヤーど素人なので正確な評価ができると思っていませんが、素人なりに本機は危険性を孕んでいると強く感じたために☆1評価とします。少なくても保証期間の1年間はユーザーが調節しながら問題なく使いきれるような設計を目指してほしいという点、強い振動時に消去ヘッドがテープの音を不意に消してしまう危険性があると感じられたため、それを完璧に防げる策を講じてほしい点の2点をしっかり改善してほしいと思います。Bluetooth性能は「導線でアンテナ線を伸ばす」という力技で無理やり改善できなくもないですが、どっちにしろ屋外利用は厳しいことに変わりなく、またそれによって保証は確実に消え去りますし、既製品の時点でかなり実用範囲が絞られるというのはマイナスです。これらは工場による組み立て精度の問題というよりも設計段階の問題に思えたので、容赦なく評価を落としました。ですが、本機でもってカセットプレーヤーの楽しさを教えてくれたことに対する感謝の気持ちもちゃんとありますし、問題の多い本機だからこそ学べること、考えさせられることは割と多かったと思います。個人的に本機を「完成品」として他人に薦めようと思えないですが、「素体」としてならほどほどの品質と安さの両面からオススメできます。通な人はオペアンプを変えてみるのもいいでしょう。自分のようにカセットプレーヤーとは何たるかを実習形式で勉強したい方もどうぞ。製品として優良とは言えませんが悪すぎもしないので、きっといい教材となるはずです。素体や教材としてなら星4評価ですね。
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8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2024年6月20日に日本でレビュー済み
スタイル: 1)コンパクトカセットプレイヤー/クリアタイプAmazonで購入
気に入ったのは手頃な値段、一応使いやすいです。ただ回転ムラが顕著ピアノの曲ではワウフラッターが誰でも分かる。ただロックやポップスではまあ聴ける。この製品の魅力は音そのものはとても良い点!低音もある程度は出る、高音も素晴らしい。初期ロットはワウフラッターが多いと批評されていたので、暫く購入を待った。回転ムラが改良されるかもしれないからだ。でも改良はされていなかった、残念である。ただ今ステレオカセットプレイヤーは皆無に等しい。貴重品である。あとは寿命がどのくらいか、心配している。
付け加えるとワウフラッターの原因はフライホイールのセンターがきちんと出ていないことらしい。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2024年6月2日に日本でレビュー済み
スタイル: 1)コンパクトカセットプレイヤー/クリアタイプAmazonで購入
Bluetoothでスピーカー接続して、一つの音源として昔録音したカセットテープをサウンドバーで楽しんでいます。
2024年5月27日に日本でレビュー済み
スタイル: 1)コンパクトカセットプレイヤー/クリアタイプAmazonで購入
カセット入れたときの様子はこんなカンジ
窓からカセットの色とかジャケットシールが見えるのいいね
あと背面がざらざらしてるのも👍
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5つ星のうち5.0 これ気に入った!
2024年5月27日に日本でレビュー済み
カセット入れたときの様子はこんなカンジ
窓からカセットの色とかジャケットシールが見えるのいいね
あと背面がざらざらしてるのも👍
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3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2024年3月31日に日本でレビュー済み
スタイル: 1)コンパクトカセットプレイヤー/クリアタイプAmazonで購入
オートストップは欲しかった。
擬似でも良いからDOLBY-B録音のテープの再生に対応して欲しい。
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