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「Goトレ」のご紹介

 「Goトレ」のご紹介

SMARTふくしラボ

July 03, 2024
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  1. サービスの流れ(3) 地域のさまざまな場所へ外出する 【行き先】 ・地域のショッピングモール ・道の駅 ・地域の観光地 ・商店街などの商業圏 ・温泉などの施設 【効果】 ・商業施設で買い物するトレーニングができる

    タッチパネルでの注文やセルフサービスへの順応 ・外出する楽しさの実感 ・地域の店舗やサービス利用による地域経済循環 地域にある様々なスポットでGoトレを実施する 地域のあるものをつかう
  2. 課題 Goトレで解決 大都市以外の過疎化が進んでおり、 公共交通機関の利用者が減少し 公共交通機関は減便や路線見直しなど 縮小の一途を辿っている 01. インフラの維持 Goトレが生み出す価値とは これまで車社会の人たちが免許返納などで

    公共交通機関を利用する人が増えるはずが 乗り方がわからないなどで利用者が 増加していない傾向にある 地域の公共交通機関を基軸とした トレーニングのため、 公共交通機関利用者が増加し売り上げ などの増加によるインフラ維持にも 貢献する
  3. 2030年問題が近づいており、2030年には 65歳以上の高齢者が3,716万人となり、 全人口の30%に達する見込みである そのため、介護・医療費が2020年度 10.5兆円から2030年度13.4兆円に 増加する見通しとなっている 02. 介護予防 Goトレが生み出す価値とは 元気な人を元気なままで

    いられるようにする介護予防プログラム 要介護度5の人1人分で100人がGOトレを 受けることができ介護費用の抑制も 見込まれる 健康度は上がり、医療・介護費用が下がる 課題 Goトレで解決
  4. 移動範囲が狭まることにより、 従来行っていた経済活動ができなくなり、 消費が減り地域への経済循環が鈍化する 03. 経済活性化 Goトレが生み出す価値とは 小売店や飲食店のDX化しているが、 順応できず既存サービスを受けられなく なっている 外出することで商業施設や飲食店で

    消費活動を行うようになる また、コミュニティで外出することにより、 DX化されているサービスに対してやり方を 教え合うなどして順応していき、これまで 通りにサービスを受けられるようになる 課題 Goトレで解決
  5. 総合事業としてGoトレを展開します Goトレの提供方法 総合事業とは 高齢者の方が要介護状態にならないように総合的に支援するために 市町村が取り組み、サービスを作る地域包括ケアの具体的な事業の1つです 一般予防事業 【対象者】 ・65歳以上の人 【受けられるサービス】 ・介護予防把握事業

    ・介護予防普及啓発事業 ・地域介護予防活動支援事業 ・一般介護予防事業評価事業 ・地域リハ活動支援事業 介護予防・生活支援事業 【対象者】 ・要支援1・2 ・基本チェックリスト該当者 【受けられるサービス】 ・訪問型サービス ・通所型サービス ・その他の生活支援サービス ・介護予防ケアマネジメント 【例】 ・介護予防教室 ・体操教室 ・サークル活動 【例】 ・日常生活支援 ・機能訓練 ・栄養改善指導 行政がメニュー化をし、民間などの事業者が実施をする
  6. 2030年問題に向けて、 団塊の世代の元気な人を元気なままでいられるようにGoトレを提供していく Goトレのメインターゲット 2025年 2030年 団塊の世代が 75歳以上に 約5.6人に1人が 後期高齢者 3人に1人が

    高齢者へ 約3.1人に1人が 高齢者 医療費や介護サービスの需要が急増し、 生産年齢人口の減少によって 医療介護職の供給不足が見込まれる 元気な人が元気なままでいることで・・ 100人 1人 Goトレプログラムに かかる年間経費 要介護5の場合の 介護保険サービス年間利用料 介護にかかる財源やリソースなどを 大幅に削減できる先行投資となる
  7. 高齢者が外出することは、身体的、精神的、社会的な健康に多大な効果をもたらし 結果として介護予防につながる なぜ外出することが大事なのか 身体的健康の向上 身体活動を促進し筋力や バランス感覚を維持・向上 させます。 これにより転倒リスクが 減少し、日常生活の自立度 が高まります。

    気分転換やストレス解消 に役立ち、うつ病や認知症 の予防にも効果的です。 自然環境や新しい刺激を 受けることで、脳の活性化 が促されます。 精神的健康の改善 他者との交流を増やし、 社会的なつながりを 強化します。 これにより社会的孤立 が防止され、心の健康が 保たれます。 社会的交流の促進 Goトレによる外出トレーニングにより、 日常的に外出の機会が増え、健康で自立した生活を送るカギとなる
  8. 介護予防総合事業対象者 ≒ 後期高齢者等 移動困難者の移動支援財源 移動支援と介護予防を同時解決するしくみと公共交通機関への財源循環 Goトレプログラムの財源構成 後期高齢者等 移動困難者 【今までのしくみ】 市単独財源

    単発的な助成金、 移動支援財源など 公共交通事業者 介護予防総合事業費 介護予防拠点 Goトレ事業主体 行政 交通事業者 公共交通の乗車率UP 利用料収入の増加 【新たなしくみ】 行政 Goトレ 効果測定データ フィードバックデータ 健康寿命の延伸 介護費・医療費抑制 介護予防財源 活用可能な制度 行政、交通事業者、利用者の 三方よしの好循環サイクルが生まれる 支援 支援 利用
  9. 【効果測定】 ウェルビーイング チェック 想定するパターン:タクシー利用3回、バス1回、鉄道1回、乗り物組み合わせ1回 STEP 01 STEP 02 STEP 03

    STEP 04 STEP 08 Goトレ ② Goトレ ③ 【オリエンテーション】 ウェルビーイング チェック Goトレ ① STEP 05 STEP 06 STEP 07 Goトレ ⑤ Goトレ ⑥ Goトレ ④ ウェルビーイングチェック 効果測定の軸 • 身体的健康 ウェアラブルによる運動量、ロコモ診断、 フレイルチェック • 中長期的には、フレイルIDを活用し���介護度の抑制 などを測定 • 精神的健康 心情的な変化、第3者の評価 • 社会的つながり 移動手段の習得、買い物、外出頻度、 会話量 ※ウェルビーイングとはWHO(世界保健機関)に定義された言葉で、体だけではなく、心も社会的にも良い状態であることを意味します。具体的には、 やりがいや生きがいを持つことで幸せを感じられたり、自分の居場所があったり、仲間や困ったときに助けてくれる人がいたりする状態などです。 一人の参加者が 【Go 3ヶ月コースで計6回と測定2回】 を組み合わせたプラン トレを月2回、 ウェルビーイング 精神的 ウェルビーイング 身体的 ウェルビーイング 社会的 … … … Goトレの具体的なプログラムについて
  10. 8:55 9:00 自宅 送迎バス 福祉センターへ 体操教室に参加 9:30 10:00~11:00 自宅 送迎バス

    福祉センターへ 14:30 15:30 16:00 Goトレ Goトレ 11:30 11:35 11:40 12:00~14:00 14:05 Goトレに参加 グループで集合 タクシーで移動 タクシーで移動 フィールドで自主トレ Goトレの1日の流れについて(例)
  11. Goトレ運営想定事業者(事業主体) 行政が総合事業として予算化を行い、 委託された事業者が事業主体となりGoトレの運用を行う 【推奨事業者】 交通事業者 【事業者】 タクシー会社やバス会社 【事例】 ・空いているモビリティの活用 ・介護サービスとして追加事業として展開

    【事業者のメリット】 ・Goトレの移動に際しての交通機関として 自社インフラを活用でき売上が増加する ・介護サービスとしての売上も追加 介護事業者 【事業者】 介護サービス提供事業者 【事例】 ・空いている送迎車などのモビリティの活用 ・既存の人員をフルで活用できる ・介護サービスを増やすことができる 【事業者のメリット】 ・介護サービスが増加することによる売上UP ・空いている人員やモビリティの利活用 地域づくり団体 【事業者】 地域づくり系団体(NPO法人など) 【事例】 ・地域活性化の一環として展開 ・高齢者の住みやすい街づくりとして展開 【事業者のメリット】 ・すでにサービス化された事業の導入展開が可能 ・高齢者だけではなく交通事業者や地域の資源を 活用した多方向の地域活性化に繋げることが可能 行政 総合事業として 予算化 委託
  12. 4月~6月(3ヶ月) 各コース@8名 7月~9月(3ヶ月) 各コース@8名 10月~12月(3ヶ月) 各コース@8名 3ヶ月で1人@25,000円 (Goトレ3,000円×6回+チェック2,000円×2回+自己負担500円×6回) 4コース 8名×4コース=32名

    (火・水・木・金) 25,000円×32名 =800,000円 【Goトレパッケージ】 3ヶ月で6回のGoトレと2回のチェック(計8回) + α Goトレ事業シミュレーション① 4コース 8名×4コース=32名 (火・水・木・金) 4コース 8名×4コース=32名 (火・水・木・金) 25,000円×32名 =800,000円 25,000円×32名 =800,000円 Goトレ事業費 3期分 800,000円×3期=2,400,000円 介護予防総合事業費 1月~3月 イベント型Goトレ イベント1回@70,000円 (3,000円×20名+自己負担500円×20名) 介護予防総合事業費 イベントGoトレ事業費 70,000円×3回=210,000円 Goトレ全体事業費:2,610,000円 新規利用者に向けた 単発のGoトレイベント等
  13. 600,000円 210,000円 100,000円 50,000円 650,000円 1,000,000円 400,000円 200,000円 100,000円 100,000円

    200,000円 収入 Goトレ事業シミュレーション② 介護予防財源 自己負担 Goトレ1回あたり@500円 2,292,000円 318,000円 交通経費 イベントGoトレ経費 謝礼 保険料 人件費 Goトレ管理料 収入合計 2,610,000円 支出 タクシー 路線バス 電車 その他 20名x3回のGoトレイベント Goトレリーダー謝礼 運営スタッフ経費 (内訳) Goトレ管理アプリ一式 ・ウェアラブル ・管理者スマホ ・データ分析 ・診断チェック 広報活動費用一式 支出合計 2,610,000円 交通事業者が行うことで 自社インフラを活用することができ 自社インフラの売上UPにつながる(利益UP) 介護事業者が行うことで 自社スタッフのリソースを活用することが でき、既存の人件費を維持した上で 売上を上げることができる(利益UP) Point① Point② サービス利用者を増やしたプランにすることで 比例した利益UPが見込める Point③
  14. 行政、事業主体、交通事業者の連携が必要 Goトレ導入に必要なリソース 必要なリソース ・事業主体 ・モビリティ ・人材 財源 ・介護予防財源 ・補助金など ・移動財源など

    必要な関係者 ・行政 ・社会福祉協議会 ・交通事業者 ・事業主体 ・民間事業者 介護予防総合事業対象者 ≒ 後期高齢者等 移動困難者の移動支援財源 介護予防総合事業費 介護予防拠点 Goトレ事業主体 行政 交通事業者 公共交通の乗車率UP 利用料収入の増加 【新たなしくみ】 Goトレ 効果測定データ フィードバックデータ 健康寿命の延伸 介護費・医療費抑制 介護予防財源 活用可能な制度
  15. Goトレ導入までのスケジュール(導入主体が事業者の場合) 01 02 03 トライアル ・プログラム作り ・財源確保 ・実証実験 ・効果検証 事

    業 主 体 事業化準備 ・プログラム作り ・関係者選定 ・関係者と合意形成 ・運営体制の整備 事業化 ・総合事業として受託 ・実装 ・運営 ・効果検証 立 上 げ 支 援 トライアル設計 プログラム設計 財源確保申請支援 実証実験支援 効果検証支援 Goトレ全体設計 地域カスタマイズ 総合事業メニュー化 運営体制構築 運営サポート 集客支援 システムメンテナンス 効果検証支援 【立上げ3ステップ】※立ち上げの期間までのおおよその目安6ヶ月
  16. Goトレ導入までの全体費用イメージ Goトレ全体事業費:2,610,000円 Goトレ事業費 3期分 800,000円×3期=2,400,000円 イベントGoトレ事業費 70,000円×3回=210,000円 4月~6月(3ヶ月) 各コース@8名 7月~9月(3ヶ月)

    各コース@8名 10月~12月(3ヶ月) 各コース@8名 1月~3月 イベント型Goトレ ※Goトレシミュレーション②を参照 初期導入経費:1,000,000円 初期導入支援:3,000,000円 ・Goトレ全体設計 ・総合事業メニュー化 ・地域カスタマイズ ・運営体制構築 ・システム利用料、メンテナンス 1年目合計:6,610,000円 ※地域や規模によって要調整 Goトレ全体事業費:2,610,000円 Goトレ事業費 3期分 800,000円×3期=2,400,000円 イベントGoトレ事業費 70,000円×3回=210,000円 4月~6月(3ヶ月) 各コース@8名 7月~9月(3ヶ月) 各コース@8名 10月~12月(3ヶ月) 各コース@8名 1月~3月 イベント型Goトレ ※Goトレシミュレーション②を参照 Goトレ全体事業費:2,610,000円 Goトレ事業費 3期分 800,000円×3期=2,400,000円 イベントGoトレ事業費 70,000円×3回=210,000円 4月~6月(3ヶ月) 各コース@8名 7月~9月(3ヶ月) 各コース@8名 10月~12月(3ヶ月) 各コース@8名 1月~3月 イベント型Goトレ ※Goトレシミュレーション②を参照 介 護 予 防 財 源 【1年目】 【2年目】 【3年目】 運用支援:1,000,000円 ・効果検証 ・運営体制検証・改善 ・メニューカスタマイズ 運用支援:500,000円 ・効果検証 ・メニューカスタマイズ 行 政 財 源 2年目合計:3,610,000円 3年目合計:3,110,000円 ・ウエアラブル購入10台 ・Goトレアプリ設定 ・初期設定 等 ※実証実験のプラン異なります
  17. 01. 移動 02. コト 03. 価値 歩く 乗る 話す 乗り物に乗る

    買い物をする コミュニティ醸成 社会への順応 経済の活性化 健康 Goトレで実現すること 01. インフラの維持 02. 介護予防 03. 経済活性化 Goトレの効果 「地域のありとあらゆるもの」と 「デジタル」を活用してつくる 地域丸ごとデイサービス化 Goトレとは まとめ 体験する 課題を同時に解決