「神谷さんと作った『大神』が私のいまの制作にもっとも影響している作品」――神谷英樹 x 中村育美の対談動画が公開

シナリオライティングなどが話題に

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ゲームクリエイターの神谷英樹が、『大神』が氏にとって初の長編シナリオ執筆であったと中村育美との対談動画で語っている。動画内ではさまざまなことが語られているが、2人がともに『大神』に関わっていたことから、そのエピソードも多い。

神谷は、『大神』のシナリオを書いている間、シナリオとして成立しているのかや、ゲームとしておもしろいものになっているのかをずっと考えていたと当時を振り返った。開発の終盤に「『大神』のシナリオはいいですね」と声をかけてくれるスタッフが何人もいたが、神谷は半信半疑だったそうだ。

初めてディレクターを務めた『バイオハザード2』でプロのシナリオライターの考え方を学んだという神谷。『デビル メイ クライ』や『ビューティフル ジョー』でも、『バイオハザード2』で学んだシナリオライティングを実践することができたらしい。その一方で『大神』は自らが初めて長編シナリオを手がけたタイトルだったため、スタッフからの賛辞も「ディレクターの自分を慰めるために言ってくれているのでは」と疑心暗鬼になってしまったという。

『大神』シナリオは全編を小説のような形で開発陣全員に配布されたらしい。画像は対談動画のキャプチャ。
中村はいまも『大神』のシナリオを記憶しているとのこと。画像は対談動画のキャプチャ。

この話を聞き、『大神』のシナリオは本当にすばらしかったと中村はコメント。テストプレイをしたとき、中村は怒涛のストーリー展開に泣いてしまったそうだ。シナリオを書いた神谷とゲーム画面を何度も見比べて、「この人がこの『大神』を作ったんだ」と感動に包まれたらしい。「神谷さんと作った『大神』が、私のいまの制作にもっとも影響している作品なんです」と中村は、その影響の強さを語った。

神谷と中村は2人とも『大神』の開発に参加。画像は対談動画のキャプチャ。
『大神』のシナリオから「神谷さんをピュアだと思った」と語る中村。画像は対談動画のキャプチャ。

2人の対談動画は中村が設立したUNSEENのYouTubeチャンネルで公開中。今回の動画では『大神』のほかに、「ベヨネッタ」なども話題になっている。

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大神 絶景版

2017年12月13日
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