構成とプラグイン

Firebase Genkit には構成システムとプラグイン システムがあります。すべての Genkit アプリは、使用するプラグインを指定する構成から始まり、さまざまなサブシステムを構成します。

例の一部をご紹介します。

configureGenkit({
  plugins: [
    firebase(),
    vertexAI({
      location: 'us-central1',
    }),
  ],
  flowStateStore: 'firebase',
  traceStore: 'firebase',
  enableTracingAndMetrics: true,
  logLevel: 'info',
});

plugins で、フレームワークで利用できるプラグインの配列を指定します。プラグインは、モデル、レトリーバー、インデクサ、フロー状態ストア、トレースストアなどの機能を提供します。1 つのプラグインで複数の機能を提供できます。また、その機能の複数のインスタンスを提供することもできます。

flowStateStore は、フロー状態の永続化に使用するプラグインを Genkit に指示します。firebase プラグインは、Cloud Firestore の実装を提供します。

traceStoreflowStateStore と同様)は、トレースの永続化に使用するプラグインを Genkit に指示します。firebase プラグインは、Cloud Firestore の実装を提供します。

enableTracingAndMetrics は、OpenTelemetry 計測を実行し、トレース収集を有効にするようにフレームワークに指示します。

logLevel は、フレームワーク レベルのロギングの詳細を指定します。トラブルシューティングの際に、より詳細なログメッセージを表示すると便利な場合があります。その場合は debug に設定します。