上位の批判的レビュー
5つ星のうち3.0いわゆるガイドブックであり、know-how、how-to本ではありません。少なくとも、内容を真似すれば何かを追体験、達成できるものではありません。
2024年6月4日に日本でレビュー済み
いわゆるガイドブックであり、know-how、how-to本ではありません。少なくとも、内容を真似すれば何かを追体験、達成できるものではありません。
全10章構成ですが、大まかに前半、後半に分けられる2部構成です。6章までの前半は、サーバー構築が主題です。Pythonの話題も含まれます。サーバー構築についての話題は、IT系の個人ブログなどでも取り上げられることの多い話題ですので、本書に頼る必要もないと思います。その観点から、7章以降の後半、電子工作の話題が本書の肝になるでしょう。
後半では電子パーツの購入方法から、制御方法について解説しています。その実践が第9章です。第9章の話題は、それぞれのパーツの仕組みと、Pythonによる制御コード紹介です。おそらく本書の読者が最も知りたい部分と思います。
Amazonの商品説明、並びに公式サイトにて目次が紹介されているのですが、第9章について「30 種+αの電子パーツを動かす」の内訳が省略されています。その内訳です。
・LED
・・フルカラー
・・パワー
・・7セグメント、4桁7セグメント
・・マトリクス
・モータードライバー
・・バイポーラー型ステッピング
・・サーボ、連続回転サーボ
・ディスプレイ
・・キャラクター
・・グラフィックス
・スイッチ
・・ロータリー
・・2進数出力ロータリー
・ロータリーエンコーダー
・アナログジョイスティック
・キーパッド
・センサー
・・サーミスター
・・温度
・・温湿度
・・気圧センサー
・・光(CdSセル、フォトトランジスタ)
・・フォトリフレクター
・・加速度
・・9軸モーション
・・焦電赤外線
・・超音波距離
・・赤外線距離
・・土壌湿度
・・心拍
注意したいのは、第9章までで紹介されているのは、いわば事前知識、その領域に触れるための導入のようなもの、ということです。その意味においてはガイドブック、ガイダンスであり、〇〇入門、実践〇〇のような内容ではありません。
第10章にしても、その〇〇が「垣間見える」内容に過ぎず、ページ数にしても40ページ足らずです。
この点を勘違いして購入するのは避けたいです。ご注意ください。