カテゴリー

PG開発担当者のおすすめ商品

PG（パーフェクトグレード）の担当者が語る、開発ストーリー。ガンプラマイスターストアのための書き下ろし解説。

PG 1/60 RX-0 ユニコーンガンダム (機動戦士ガンダムUC)

開発時のこだわり

サイコフレームの発光が最大の難関でした。
変形そのものはMGでほぼ完成しており、それをブラッシュアップする事で良かったのですが、暗い部屋ではなく、照明の点いた部屋で発光を認識できることを目標にしていたので、思考錯誤が続き、最終的に本体内からの紫外線LED照射とUV反応する特殊材料を組み合わせ、最適なレイアウトでそれを実現するに至りました。

材料特性によるものなので、お得意の光造形では事前確認できずに、金型トライ後も改良の日々。
外装の白い部分が内部の赤い発光で透けて光ってしまったりと、次から次に問題発生。
透けない特殊配合の材料を開発して対応したりと、過去の経験と大博打の連続で実現した商品なので、開発担当者的としても大変満足度の高いガンプラになりました。

制作時のポイント・アドバイス

本体はアンダーゲート箇所も多いので、きれいにカットすることで素組でも十分な仕上がりになりますのと、ゲートを綺麗に処理しないと輪郭で填め込む組み付け部に部品が嵌められないことが発生したりするのでゲート処理は出来るだけ丁寧に行うと良いです。

おすすめのカスタマイズ方法や楽しみ方

別売りのLEDユニットを組み込むとユニコーンガンダムの特徴でもあるサイコフレームの発光を楽しむことが出来ます。
デストロイモードだけでなく、ユニコーンモードでも装甲の隙間から、赤いラインのように光が走っているところがお楽しみいただけます。

買っても組み立てなければ楽しめないギミックですので是非組み立てて堪能してみてください。

PG 1/60 RX-78-2 ガンダム (機動戦士ガンダム)

開発時のこだわり

「究極のガンプラを作る」をテーマにしてスタートしたマスターグレードシリーズの上位機種にして精密なガンプラを目指して開発されたのがPGのRX-78ガンダムです。
フルハッチオープンや、セミモノコックを意識した可動性能とダンパーロッドを複合したフレーム構造を、視覚的に判り易いメカニカルとして作り込みをしました。
PGガンプラの第一弾ということで年式は懐かしい部分はありますが、色あせない感動ポイントとガンプラの歴史が詰まっています。
今では3D設計で普通に出来ることも、当時は完全な3D設計ではなかったので、開発時は非常に難易度の高い作業でした。

制作時のポイント・アドバイス

600パーツを越える部品点数なので、腕や脚などのブロック単位でじっくり楽しむのが良いと思います。

おすすめのカスタマイズ方法や楽しみ方

光の透けにくい、PGガンダム用に作成したプラスチックで出来ているので、成形色を生かしたシェード塗装なども、手軽に塗装仕上げをお楽しみいただけるかと思います。
別売りのカスタムセットを組み合わせると、バズーカや、ハンマーなので武装強化できたり、透明パーツの外装を組み合わせることで、内部フレームを透かしてメカニックモデルのように楽しむことが出来ます。

PG 1/60 MSZ-006 ゼータガンダム (機動戦士Zガンダム)

開発時のこだわり

変形実現を果たしたマスターグレードでの課題を克服するという究極を目指して開発。
フライングアーマーなどのユニットを移動させる可動アームや、MS時/WR時のロック機構を各所に配置して確実さを盛り込み、意欲的なトライアルとして翼端灯などの飛行機的な特徴ギミックを可変するフライングアーマー内に取り込むなど、ゼータガンダムならではのギミックを開発して他のPGと違う技術構築を行いました。
細かなこだわりでは、コクピットシートがMS時からWR時への変形に合わせて、設定どおりに可動するようになっています。

制作時のポイント・アドバイス

リード線などの配線を細いスリットに押し込み装着など、普通のプラモデルにはない、組立工作箇所があったりしますので、説明書をよく読んでLEDの配線のプラス/マイナスなどを間違えないようにしましょう。

おすすめのカスタマイズ方法や楽しみ方

変形機構によりプロポーションの変更などはお勧めできませんが、ロービジ風なカラーや、ゼータガンダム3号機などのカラーリングにより、トリコロールとは違ったリアリティを追った塗装を主体にしたカスタマイズが面白いかもしれませんね。

PG 1/60 GAT-X105 ストライクガンダム (機動戦士ガンダムSEED)

開発時のこだわり

人の動きの追求をミッションとして開発していまして、通常の関節以外に捻りを生じさせるロール可動や、筋肉の隆起に相当する、可動と連動した装甲の移動など、躍動感にこだわり、新機構を各所に組み込むために、機構原理試作を多数作り検証が非常に手間取りました。

制作時のポイント・アドバイス

一部にダイカストパーツも使用しており、ゲート処理をきっちり行い、スムースな可動動作を確保しましょう。
ゲート処理が粗雑だと装甲連動などの可動がゲートの残りのために可動の途中で息継ぎしてしまいますから。

おすすめのカスタマイズ方法や楽しみ方

同様なコンセプトのアストレイとの組み比べや、ディアクティブモードなどの別カラーに挑戦してみるのも面白いと思います。
UV照射で色が変わる塗料もあるようですので、工夫次第でディアクティブモードのグレーカラーがUV照射でトリコロールに変化なども不可能ではありません。

ガンプラ マスターピース・ストアについて

ガンプラ制作の頂点へ

ガンプラ マスターピース・ストアは、ガンプラ好きの中でも
「もっとガンプラを楽しみたい」
「ガンプラ作りの完成度を極めたい」
という方たちのためにガンプラのマスターピース（名品）を集めたプロフェッショナルストア。

ガンプラシリーズの最高峰であるPG（パーフェクトグレード）シリーズをはじめ、
ガンプラ好きであれば、一度はチャレンジしてみたい、精巧で完成度の高いガンプラを
開発者のコメントや、プロモーション映像をまじえながらご紹介。

これまでHGシリーズ、MGシリーズは作ったことがあり、
これからPGシリーズにチャレンジしていみたいという方はガンプラ マスターピース・ストアへ。